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11/18 ヒメジョオン

花言葉 素朴で清楚 「ただいまー」 仕事から帰り玄関を開けると部屋の奥からいい香りが漂ってくる 「おかえりー!今日もお仕事お疲れ様〜。ご飯できてるよ」 温かいご飯の並んだ食卓に家で帰りを待っている素敵なお嫁さん 「俺はなんて幸せものなんだぁ…!ぐす」 嬉しくて涙が出てくる。少し前の生活からは考えられないほどに充実した毎日だ。 「ありゃ、また泣いちゃったよ。よしよーし、毎日よく頑張ってるね〜すごく偉いよ〜」 抱きしめて頭を撫でてくれる。これぞ至福である。今日も一日頑張って働いた甲斐があるってもんだ。 「とりあえず、冷める前にご飯食べよっか」 「うん!食べる!!」 さらには手料理も美味いのだから最高すぎる!! にしても、不思議なこともあるものだ アパートの隣人同士だった俺たちが付き合うことになるなんて…今思えば、出会いの時点から情けなかったなぁ、俺。残業続きで気力体力共に尽き果てて帰ってきた夜、まさかの家の鍵を会社に忘れてくるという凡ミスをやらかして玄関先で呆然としていたところをたまたま外出から戻った彼が声をかけてくれて部屋に招き入れてくれたのだ。 しかも、ご飯までご馳走になり、一晩泊めてくれた。この時点で胃袋はがっちり掴まれていたのだと思う。 その後何かお礼をと思い一緒にご飯に行ったことから始まり、また彼の家でご飯をご馳走になったり、たまに俺が作ったりと交流が続いた。しばらくそんなご飯友達?のような関係だったが、ある時俺がぼそっと『仕事帰ってきてこんな料理作って待っててくれたら毎日頑張れるのになぁ』とぼやいたのに『それなら僕がご飯作るから、毎日帰りを待っててもいい?』と赤面しながら返してくれたのだ。 「んふふふ」 「どうしたの?大丈夫?疲れすぎてねじはずれちゃむた?」 たまに吐かれる毒も心地いい 「ちょっと思い出し笑い。本当に幸せだなぁって。いつもありがとね」 「へへへ 僕も幸せだよ〜。こちらこそありがと〜」 ご飯の後は一緒にお風呂に入って同じベッドで寝るのだ! できる限り長くこの毎日が続きますように、そう願わずにはいられない

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