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雪虫4 17
騎乗位でリードしたいのだと言う雪虫の可愛らしさに負けて、すべてを任せてはみたけれど……
正直、生殺し状態だった。
多分……雪虫のイメージでは深いところまで入り込んでたりするんだろうけど、入り口をこねるだけのそれに、オレは自分の理性を試されているんじゃないかって思う。
「は ぁ。ん 」
「しずる、きもち?」
「ぅん……きもちー……」
亀頭をこねられるのはそれはそれで気持ちがいいし、目の前をピンク色の乳首が行ったり来たりしてるのもいいし、必死にオレに快感を与えようとしていっぱいいっぱいになっちゃってる雪虫を見るのも楽しい。
だからと言って、息子スティックを真綿で絞めるように弄られるのは別の話だ。
「ゆ、き むしっ、動いて いい?」
歯を食いしばる合間に尋ねて……いや、懇願してみるけれど雪虫はそれを許してくれない。
「だって、せーじょ-い? だけだと、あきられるって 」
飽きるほどヤッてないけどね なんて、ちょっと拗ねた言葉が胸中に浮かびはしたけれど飲み込むことができた。
「オレが正常位好きでも?」
「えっ⁉ ……しずる、そっちがすき?」
特別好きってことはないけれど、雪虫の顔を見ながら繋がることができるって部分でポイントは高い。騎乗位のすごく雪虫がいやらしく見えるって部分もいいんだけれど、どうせ上に乗られるなら対面座位がいい!
なぜなら、初めての時の体位だから……
「雪虫も、顔が見ながらできるからいいって言ってただろ?」
「うん」
素直な返事が返ってくると、もう後はオレのペースだ。
くるりと雪虫の背を支えながら上下交代すると、白いシーツに埋もれる白い体の上に覆いかぶさる。
さんざん期待だけさせられていたからか、愚息の準備は万端だ。
オレを見上げる雪虫の青い目の瞼にキスをして、それから頬にも、次に鼻、それから口に……ちゅ ちゅ と音を立てながら肩や胸の先端にもして、臍を舌でくすぐるようにしてからさらに下へと進む。
「っ しずる⁉」
昨日とは違って、今度はオレが雪虫のモノを咥える。
ぱくんと大きく食らいついてやれば、もうそれだけですべて入ってしまう可愛らしい杭は、咥内に迎え入れると驚いたようにひくりと跳ねてみせた。
和毛の薄い雪虫のソコを咥えることに嫌悪感はない。
ただただ、どんな味なのか、どんな硬さなのか、どれだけ舐め続けてもいいのか、そんなことばかりが頭に引っかかっていた。
「~~っ! ぁ゛っあっ んっ」
鈴を転がしたような小さな悲鳴。
オレのつたないだろう舌の動きに翻弄されて、ひっきりなしに上がるそれはどうしてだか胸をむずむずさせる。
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