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ファーストキス
初めて、その言葉の重さを理解した。
そうか、言われた側はこんなに辛いのか。
「どう?少しは反省した?」
呆れたように聞いてくる。
確かに、この言葉はかなり重い。
だが、反省するかどうかは別だ!
声を出すと、喘ぎ声になりそうだから首を横にふる。
それを見ると、アンパンマンの顔が、またあの意地の悪そうな笑顔に戻った。
「そう、じゃあ、反省させてあげるよ」
そう言って、俺様の唇に自分のそれを押し当てた。
「んん!?ふぁ....ぁっ、あ!」
突然のことに開けっ放しになっていた口の中へアンパンマンの舌が入ってきて、歯茎をなぞられ、舌を絡めとられる。
その行動一つ一つに背中がビリビリする。
もともと喘いでいた所為もあって、かなり息苦しい。
「んっ、んん、....ぷはぁっ」
やっと口が離れて、酸素を吸い込む。
いっぱいいっぱいになっている俺様を尻目に奴は俺様が飲み込み切れずに口の端に垂らしていた唾液を舌で舐めとった。
何してんだコイツ....!
「気持ちよかった?」
俺様は頑なに首を横に振る。
すると奴は、
「そう?こっちはそうでもないみたいだけど?」
と言って、俺様のモノを指さした。
「服の上からでもわかるくらい勃ってるよ?そんなに気持ちよかった?」
羞恥に顔が染まるのがわかる。
なんて屈辱だ。
「汚れちゃうから、服脱ごうか」
「ちょ、やめっ....!」
止めようとしたが、力の入らない身体でアンパンマンの力に勝てるはずもなく、ツナギも下着も身ぐるみ剥がされてしまった。
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