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ツナギをベッドの下へ投げ捨てて、俺様の身体をジロジロと見てくる。 見んなよ、気持ちわりぃ。 「乳首たってるよ?」 そう言って胸の突起をくにくにとこねてくる。 「んぁ、やめ....っ....くすぐったっ....!」 「くすぐったいんじゃなくて、気持ちイイんでしょ?」 「んやぁ!!」 爪を立てられて、大きな声が出てしまう。 「ははっ、感度抜群じゃん。乳首でこんなに感じるなんて」 お前が媚薬なんか飲ませるからだろうが! そうでなきゃ、こんな感じねぇよ! 「そろそろ、下のやつ出してあげようか?」 やっと、この地獄から抜け出せる! すぐに、コクコクと頷いた。 「必死になっちゃって、可愛い。出してあげるから、大人しくしててね?」 そう言って、ローターの電源を切った後、あろう事か後ろの穴に指を這わせた。 「なにしてんだよ!?」 「なにって、ローターとるんだよ?」 ローターってこんなところに入れたのか!? バカじゃねぇの!? 「ほら、取るから大人しく寝て」 「いい!自分で取る!」 コイツにそんなことされるくらいなら自分で.... 「自分で取ろうとして、逆に奥に押し込んじゃったりしてね」 ....。 「なんで、そういう事言うんだよ!!」 怖くなっちまったろうが! 「だから、僕が取ってあげるって言ってるでしょ」 「....頼む」 コイツに頼み事するのは嫌だけど、ローターが奥に入ったままの方が嫌だ。 「頼む、じゃなくて、お願いします、でしょ?」 さも当然、といった感じでニコニコしながら言ってくる。 ふざけんじゃねぇよ! 頼むって言うのもかなり抵抗があったのに、お願いしますなんて....! 「....」 「出さなくても、いいの?」 「ッ....。....します」 「なに、聞こえない」 「お、お願いします!」 「ふふっ、しょうがないなぁ」 なにが、しょうがないなぁだよ! お前が言わせたくせに! 睨んでみるが、全然こっちを見ていない。 なおも睨んでいると、後ろに指が入ってきた。 「んっ」 なんか、ヘンな感じだ。 どっちかというと、気持ち悪い。 「んーと、あ、あった」 ローターを見つけたようで、指は出ていった。 のに、 何故かまた入ってきた。

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