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アイツが悪い

「うぅん、....ん?」 閉じていた瞼を開ける。 いつから寝てたんだ? 「あっ、大丈夫?」 俺様の目の前に居たのはアイツじゃなくて、ドキンちゃんだった。 アイツはどこいったんだ? 「アンパンマンは?」 「後は頼むって帰って行ったわ」 そうか、時計を見ると2時間ほど寝ていたようだった。 これは、さすがに.... ぐぅー 腹が減った。 俺様の腹の音を聞くとドキンちゃんは少し笑って言った。 「ふふっ、お粥作ったのよ。食べる?」 俺様は力強く首を縦にふった。 「あー、旨かったぁ。ごちそうさま」 「そんなに食べて大丈夫なの?」 おかわりを2回したからだろう。3回目はさすがに食べ過ぎだと止められたけど。 「うん、大丈夫!もう元気だし」 そもそも、体調悪くないし。熱も出てない。 やっぱり、全部、アイツが悪い。 ドキンちゃんが俺様を心配しているのも、今俺様の足腰が酷くだるいのも。 やっぱり、アイツだけは、俺様が倒してやる。

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