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お仕置き

「よくできました」 と言って、俺様の身体を持ち上げてバイブを抜いた。 「んぁっ....」 抜かれた時に、名残惜しいような声が出てすごくいたたまれなくなった。 ベッドの上に下ろされた。思わずうとうとしていると、「寝たらダメだよ」と言われる。 だったら、ベッドの上に寝かすんじゃねぇよ。寝ないように身体を起こす。 あんなにイったのに、まだ身体は思うように動いた。 「あのさぁ....」 俺様と目を合わせるようにして話しかけてくる。 逆らえない雰囲気を出しているのはわざとなのか、自然なのか。どちらにしろ、逆らえそうにもない。 「ばいきんまんは、何を反省したの?」 「ぅっ....!!」 まさか、それを言われるとは思っていなかった。 まずい、自分のどの行動がコイツをここまで怒らせたんだ。 黙っていると、アンパンマンから若干低い声がかかる。 「ふーん、何をしたのかわかってないのに謝ったんだ。なんか、その方が傷つくなぁ」 「いや、ちがっ!」 「なにが違うの?じゃあ、言ってみてよ」 「え、と....」 ダメだ。全然思いつかない。 思わず否定してしまったのが、また自分の首を絞めている。 「やっぱり、まだ許してあげない」 顎をすくわれて、無理に視線を会わせられる。 こんなに残酷なことを言っているコイツの顔は、なんでこんなにも優しく笑っているんだ。 その顔のまま、なにかを取り出して俺様に見えるように近づけてきた。 「これ、入れてね?」 疑問形だけど、俺様に否定権はないという口ぶりだ。 しかも、コイツの持っているものが何なのかわからない。 卵型のプラスチックで出来たものから、コードが伸びている。しかも、色が....ショッキングピンク。 首を傾げていると、肩を押されてベッドに押し倒される。 「うおっ」 「押し倒されたんだから、もっと色気のある声出してよね」 こんな事を、あきれ顔で言ってきやがった。ふざけんな、バァカ! と、思っていると急に後ろの穴に冷たいものがあたる。 「んぇ?」 俺様の声も気にせず、どんどんそれを中に押し進めてくる。 中に全て入った後も指で奥へ奥へと入れてくる。どこまで入れる気だコイツ....! 「おい!っん....どこまで、....!」 「ホントは前立腺で止めたいんだけど、それじゃつまんないから、奥まで入れるよ」 そもそも、前立腺の場所がわからないからそれより奥と言われても見当がつかない。 「ひぁっ」 ある場所にそれがあたると、思わず声がでた。 さっきもここにバイブが当たったせいで酷い目にあった。なんなんだここ。 「ここが、前立腺だよ」 「きいてねぇよ....っ」 心の中を読み取ってきたかのような返答に思わず声がうわずると、クスクスと笑ってくる。笑ってんじゃねぇよ! その前立腺よりも多分5cm位上のところで指が引き抜かれた。 「んぁ....っ」 抜かれるときに声が我慢できない。こんな事になったのは全部目の前にいるこいつなのに、こいつを殴ることが出来ない。 今身をもって知った。コイツを怒らせるとろくな事がない。 そんな事を考えている間にも、穴から出ている残りのコードを俺様の太ももに巻き付けていく。 「よし、じゃあスイッチいれるよ」 カチッ 「んっ....」 中に入ってるモノが振動を始めた。 でも、それは微動で声もあまりでない。まさか、この機械でイクのがお仕置きなのか。またイキ地獄が始まるのかと思うと、自然と身体が強ばった。 が、 コイツは、俺様が思っていたよりもずっと怒っていたらしい。 「じゃあ、もう今日は帰っていいよ」 「え?」 あまりの事に、聞き返す。だって、この機械は?どうするんだ。 「だから、もう今日は帰っていいよ。ただし、その機会の電源を勝手に切ったり、出したりしたらただじゃ置かないから」 じゃあ、これ、いつまで入れとくんだよ。 俺様の問にはすぐに答えが返ってきた。 「大丈夫。電池が切れたら取ってあげるから」

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