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いい、よな?

結局、俺様はアンパンマンに追い出され、バイキン城に帰ってきた。 今はまだ声とかも我慢出来るけど、大丈夫なのか?これ。 「お帰り!バイキンマン!」 トテトテと走ってくるカビルンルン達。 あ、メカ街に置いてきた。 「遅かったね、どうだった?」 「ごめんな、また負けちまった」 俺様がそう言うと、「そっかぁ」と言って落ち込んでしまった。 「ごめんな。次は勝つから」 「頑張ってよね!」 コイツらは応援してくれるだけでも嬉しいのに、いつもメカを作るのを手伝ってくれて、俺様が勝てると信じて待っていてくれる。 本当にいい奴らだ。 ブブッ 「んっ....」 「どうしたの?」 「い、いや....なんでもねぇよ」 おかしい、絶対に振動が強くなった。 遠隔操作出来るやつなのか。 あまり大きな声がでなくて良かったけど.... 「そう?じゃあ、もう僕達いくね」 「おう」 一通りの会話が終わると、バイブの振動は元に戻っていた。 まるで、俺様が誰かと会話している時を見計らっているようで気持ちが悪い。 わかる訳がねぇんだけどさ。 足早に自分の部屋に戻る。 本棚から考古学者の書いた本を引っ張り出す。 コイツの研究や考えはかなり面白い、何回読んでも飽きない程だ。 ブブッ 「んぁ、なんで....いま....っ」 カビルンルン達と話していた時よりも強い振動に鼻から抜けるような声が出る。 くそっ、もう夕飯が出来る時間なのに。ドキンちゃんにバレる前にどうにか振動が弱くなれば....! 「ばいきんまーん、ご飯よー」 今日はとことんついてねぇ。 「今日はばいきんまんの好きなオムライスよ」 そう言って目の前に出される、フワフワトロトロの卵が乗ったオムライス。 匂いを嗅いだだけでよだれが出そうになる。 「やったぁ....!」 小さくガッツポーズをする。 それを見たドキンちゃんは、少しすねた顔で、 「あんまり喜ばないのね」 そんなことねぇと思うけど、っていうのは嘘になる。 今騒ぐと確実に声が出るから下手に動けない。 でも、ドキンちゃんも可愛そうだし....。 「そうか?見たら早く食いたくなって。ドキンちゃんのオムライスすげぇ旨いから」 「そう?ならいいんだけど」 少し赤くなって照れるドキンちゃん。 なんで、こんなに可愛いのに食パンマンは相手にしねぇのかな。 やっぱり、普段の横暴さか? 「ばいきんまん?早く食べましょ」 「ああ、うん」 席についてスプーンで一口分すくう。 湯気が出て、トロトロの卵が食欲をそそる。口へ含むと.... 「うまい!」 「そう?よかった」 やっぱり、ドキンちゃんは料理が上手い。毎日こんなに旨い料理が食えて幸せだ。 どんどん食べ進めていると、あと一口というところで異変が起こった。 ブブブッ 「んあっ!?」 突然の強い振動に、スプーンを取り落としてしまった。 「大丈夫?」 「んっ、だいじょぶ....」 スプーンを取ろうと腕を下に伸ばすと、バイブの位置が若干ズレた。 「ひっ....!」 声を押し殺してすぐにスプーンを拾って起き上がる。 早く食べちまおう。 残りの一口をすぐに押し込んだ。 「おかわりする?」 したいけど、これ以上は無理だ。 俺様が首を横にふると、ドキンちゃんは心配そうな顔をした。 「具合悪いの?」 口に入ってるものを飲み込んで否定した。 「そんなことないよ」 「じゃあ、なんで」 「ちょっと、気になることがあって。ご馳走さま!」 流しに食器を持って行って、自分の部屋に逃げ込んだ。 一応鍵をかけておく。 そりゃ、おかしいと思うよな。いつもは3回位おかわりしてるし。 もっと食べたかったけど、限界だ。 自分の下半身を見ると、少し立ち上がっていた。まあ、そのうち治るか? ブブブッ 「んえっ!?」 なんで今!? 今振動が強くなったら、完勃ちする! 「ふざけっ、なんでだよ!」 バイブを取り出そうとツナギを脱ぐ。 ベッドへ向かおうと足を出したら、バランスが崩れてしまった。 とっさに足を出して転ぶことは免れたが、バイブが下に降りて来た。 ちょうど、前立腺の位置に。 「ひぁあああ!!あひっ、あっ、やっんぁっ!」 ヤバイ....! 前立腺を刺激されて、俺様のモノは完全に勃ってしまった。 ヌクしかなさそうだ....。 グチュッ 手で包み込むと、先走りが出ているせいで耳を塞ぎたくなるような音が鳴る。 早く終わらせたくて、必死に手を動かした。 「んあぁ、....あっぁん、ひぁっ、やぁ....、あっ、ああぁぁ!」 ティッシュの中に全て吐き出して、丸めてゴミ箱へ捨てる。 太ももに巻き付いているコードを解いて、根元から引っ張った。 内壁をバイブが擦りながら出ていくのがわかる。 「んんっ....」 中から全部出きった後、それを見てみる。 ローションやら、俺様の腸液やらで、テラテラと光を反射していた。 気持ちわりぃ。 アンパンマンは抜くなと言っていたけど、電源を入れたまま放っておいて、アイツが来る直前にまた入れれば大丈夫だろ。多分。 「いい、よな....?」 バイブをそのまま棚の上に置いて、風呂場へ向かった。

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