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第13話
「あ゛ッ!」
少しずつ突き上げる位置をかえられていたのだが、あるトコロを擦られた瞬間ありえないほどの快感が脳天へと突き刺さった。
ビリビリ、ジンジン。
背筋を駆け上がり、脳まで犯す。
あまりの衝撃にこわくなって睦月の腕を掴んだ。
「ココ、久遠くんのイイトコロだよ。
前立腺って言って、気持ち良くなれるんだよ」
「ぜ……、ぇ、あっ、…あっ」
すごい。
すごい。
オナニーでも、こんな腰が痺れる程の快感は得たことがない。
これが、セックス。
「もう覚えちゃった?」
段々と身体が慣れてきたのか、快感を感じてきた。
さっき教えてもらった前立腺を擦られると気持ちが良い。
溶ける。
頭が溶ける。
「あっ、…あッ」
「気持ち良さそうな声。
もっと、喘いで」
いつの間にか、萎えていた陰茎が再度勃ち上がっていた。
ポタポタと先走りを垂らし腹を汚している。
紛れもなくケツで感じているんだ。
言い逃れは出来ない。
するつもりもない。
「あっ、……ん、…ぅ゛…っあ」
揺さぶられる度にベッドが軋んで、チープなアダルト動画みたいだ。
ベッドがこんなにギシギシ鳴るんだとはじめて知った。
「泣くほど気持ち良い?」
「へッ、あっ、…あっ、」
頬を撫でられ、そのまま唇をなぞる。
スルスルと下りていき、そして陰茎を掴んだ。
そんなところをいきなり捕まれるのはこわい筈なのに、抵抗も出来ない。
それを良いことに睦月は上下に扱きだした。
「あ゛ア゛…っ、あ…、あっ、」
アナルと陰茎。
2ヶ所から与えられる快感に頭を振り乱す。
そんなことをしたって、快感は逃げてはくれない。
分かっていてもやめられない。
「イっ…、い゛…」
無抵抗の弱点に沢山の刺激が与えられ、もう駄目だ。
「……ッ!」
声にならない音を漏らし、背中をしならせる。
そして、ビュクッと腹から胸へとかけて射精した。
射精出来た。
結合だけで。
「すごい濃いね。
流石、高校生」
ドロドロの精液を腹の上で塗り拡げられる。
ヌルヌルしていてすごくいやらしい。
性を吐き出した若い陰茎は萎えることを知らない。
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