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第3話

柔らかい日差しに目を覚ます。 いつの間にか寝てしまったんだな。 昨日、風呂上がりにヒロの肩を抱いてベッドに座ってて。 そしたら疲れが溜まってたのかヒロは俺の腕の中で眠ってしまってた。 あまりにも可愛い寝顔だったからそのまま抱き上げてベッドに寝かせて。 暫く天使みたいな寝顔を眺めてたら俺もいつの間にか寝てたみたいだ。 腕の中でまだ規則正しい寝息を発てるヒロの顔を覗き込む。 無防備なその姿にさえ体が反応しかける。 そう言えば忙しくて自分でもシてなかったな・・・ ヒロが起きる前になんとかしないとと思いそっと体を離す。 でもそれはヒロの手によって阻まれた。 眠ったまま俺のバスローブの胸元をしっかり握るヒロ。 今までどんな思いをしてきた? 1人寂しい夜を過ごしてきたんだろうか? そう思うと邪な考えで朝から盛ってた自分が情けなくなった。 これからはヒロに寂しい思いはさせない。 させたくない。 「俺が守るからな?」 可愛い寝息を発てるヒロを抱き締めて呟いた決意は広い部屋に小さく響いた。

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