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闇夜 第1話
くだらない。
早く帰りたい・・・
屋敷を出てまだ半日しか経ってないのに。
カッカッカッカッ。
趣味の悪いテーブルを万年筆のケツで叩く。
「聞いてるんですか?総帥。」
髭面の爺さんが俺を睨む。
「聞いてるよ。続けて。」
肘を付いて顎を乗せたまま視線だけ上げて答える。
どうせ俺はお飾りだとしか思ってないんだろ?ジジイ。
ふてくされ気味に一瞥してまた万年筆でテーブルを叩く。
誰か早くこの無駄な時間を終わらせてくれ。
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