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第6話
月明かりに浮かぶ白い肌も好きだけど。
蝋燭の淡い光に浮かぶオレンジ色の肌も好き。
まぁ、世蓮なら何でも好きなんだけどな。
潤んだ瞳に微笑んで首筋に顔を埋める。
肌理の細かい肌に痕を付けたくて吸い付けば体が小さく跳ねた。
シルクの夜着のボタンを外しながら首筋から鎖骨に舌を這わす。
ボタンを全て外して露わになった小さな突起に指で触れれば甘い吐息が漏れる。
空いた突起を口に含んで舌で転がせば微かに世蓮の腰が揺れた。
どんなに高級な飴菓子よりも甘い突起を丁寧に味わう。
「・・・はぁ・・・んっ・・・ふぅ・・・」
綺麗な指を噛んで快感に耐える姿がまた堪らない。
「世蓮・・・もっと声を聞かせて?」
どんな美しい声の鳥より世蓮の鳴き声の方が綺麗だと俺は思う。
恥ずかしいのか指を噛んだまま首を横に振る世蓮につい意地悪を仕掛けてしまった。
口に含んだ突起を甘噛みしてみる。
「うぅっ・・・!やぁ・・・」
胸にある俺の髪を力無く掴む。
ごめんの意味も込めて舌で噛んだ場所を丁寧に舐めれば、今度は抵抗もなく甘い鳴き声を聞かせてくれた。
やっぱり世蓮の声は最高だな。
突起を口に含んだまま自然に口元が緩んだ。
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