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第20話

お預けを喰らった俺は不機嫌丸出しでドアを開けた。 そこには・・・ 「世蓮~、酷いよ!!」 凄い勢いで入って来たのはシアで。 俺を弾き飛ばすと一目散に世蓮の所へ行き抱き付いた。 「あ~あ、やっぱり暴走しちゃった。」 「まぁ、今回は颯天が悪いから仕方ないけどな。」 唖然としたまま世蓮に抱き付くシアの背中を見つめてると、ドアの方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。 「シアを連れてきたのはお前等か?孝惟。」 呆れ気味に声の方を見れば。 苦笑いを浮かべるヒロと、楽しそうに微笑む孝惟が立ってた。

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