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許してあげない

「はっ♡ はっ♡」 親友は俺のちんこに顔を擦り付けながら、メス犬みたいな呼吸を漏らしている。 何が親友を焚き付けたのか、どろどろの目でこっちを見あげながら、溶けきった声をあげた。 「これっ、あッ♡ これはやく、ちょーだい♡」 舌先で浮き出た血管をぺろぺろ舐めて、右手でつくった輪っかでしこしこと擦られたら、もう我慢がきかなかった。 親友を押さえつけて、ひっくり返す。 ズボンとパンツをいっしょくたに脱がせてやると、親友のズル剥けでかちんこもビシャビシャになっていて、これでよくイってないなと思うくらい。 そのまま視線をお尻にやると、穴から黒いものが生えていた。 「これ、なに。」 穴から覗くそれをこつこつと叩くと、親友の身体がしなる。 「ぷらぐ、」 「なんでそんなもん挿れてんの。」 興奮から少し責めるような言い方になってしまって、親友は怒られていると勘違いしたらしい。 ごにょごにょと小さい声で何か言っている。 「聞こえない。もっと大きい声で言って。」 「おっ、おまえと、……セックスしたくて、いれてた。」 「???」 俺とセックスしたくて? 恋人でもセフレでもないのに? 一日中こんなもんいれて、勉強してたの? 「そっか。」 俺は考えることを放棄した。 実際目の前には据え膳の親友がいるし、なんかもう、俺もセックスしたい。 喘ぎ声聞いても萎えなかったどころかそれのせいで勃ってるし、フェラされても嫌じゃなかったし、多分抱ける。 「んん♡ う、は……、あ゛♡」 プラグを引き抜くと、それでも感じるのか親友が声を漏らした。 さっきの勘違いで少ししおらしくなっているが、気持ちいいものは気持ちいいらしい。 プラグを抜き終えると、ぱっくりと口を開けて誘い込むように肉襞がうごめく穴が姿を見せた。 いたずらに指を入れてみると、ギュッと収縮してもう離さないとでも言いたげにきゅうきゅう締め付けてくる。 「ちゃんと慣らしてきたからっ、だからはやく……!」 「はやく、なに?」 「ちんぽ、ちょーだい♡ はやく俺の事犯して♡」 いたずら心で聞いてみたけど、親友は間も置かずに言ってのけた。 こんなこと言うキャラじゃなかったんだけどなぁ。 案外ノってきたら色々言うタイプなのかもしれない。 親友は慣らしてきたって言っているけれど、いじわるしてあげたいし、何より俺がもう少し焦らしたい。 だから、指を2本に増やして単調なピストンをしたり、くぱぁと拡げたりして遊んでみる。 「なんか、縦に割れてない? ホントにまんこみたい。」 「見たことないくせに。」 「へぇ、そういうこと言うんだ?」 「あ゛ッ♡♡♡」 突っ込んでいた指をナカを抉るように動かすと、親友は簡単に声をあげた。 こういう余計なことを言って自分の首を締めるあたり、本当にバカなんだなあと思う。 「ほっ♡ んお゛ォッ……♡♡」 「あはっ、ココがきもちいーんだ?」 「まっれ゛ッ! しょこらめ……っ♡♡♡ グリグリしちゃ、♡」 しこりみたいな所を触ると、親友が今までにないくらい身体を震わせた。 弱い所をさらけ出してくれて俺としては大助かりだけど、こんなんで大丈夫かなとも心配になる。 グリグリしちゃだめ、とか言って、そんなのやって下さいって言ってるのと同義でしょ。 「お望み通り、グリグリしてあげる。」 「あ゛あ゛ぁ゛ッ!? ッ♡♡♡ イぐッ♡ だめッ♡ イっちゃう゛〜ッ♡♡♡♡♡」 イくと言った親友の尻穴がきゅうぅと締まって、ナカがぐねぐね蠢きながら指を搾るみたいに痙攣した。 こんなのちんこ挿れてたら絶対きもちーやつじゃん。 まだ余韻に浸っている親友の穴に、3本目の指を添える。 それに気づいた親友は、床についていた俺の左手に指を絡ませて恋人繋ぎをしてきた。 「おれっ、おれもう大丈夫だから、今挿れたらおれのナカきもちいいから、な? もうせっくすしよ? きょう、奥まできていいから、だから、」 時折、絡ませた指をぎゅっぎゅっとしながら、普段あまり喋らない親友が一生懸命に「セックスしたい」と言ってる。 俺たちただの親友なのに。 こんなに面白いことある? 「急にどうしたの、これ。」 と言って繋いだ左手にキュッと力を入れると、親友はもごもごしながら、 「怒ってるから。」 とだけ。 俺って怒ってる時に手を繋げば機嫌が治る男だと思われてたの? マジ? 「お前の中で俺って相当ちょろいのね。」 「え? ちが、待て! 違うって!」 やいのやいの言ってる親友を放っておいて、3本目も突き入れてしこりを撫でてやると、親友の目が甘く蕩けた。 ちょろいのはどっちだよ。 「あ♡ あ♡ まって、まって♡」 「なーに、待ってあげる。」 そう言って繋いだ手で指の股のところを擦ると、親友が少し仰け反った。 ほんと何処も彼処もよわよわなんだな、こいつ。 「おねがいします、おれと……♡ おれとせっくすしてください。もう我慢できないからっ、頼むっ♡ さっきのこと謝るから……!」 どうやら親友は、お願いするならそれなりの態度があるということは知っていたらしい。 「ちゃんとごめんなさい言える?」 「ごめんにゃあ゛ッ!?♡♡♡」 親友が喋ろうとしたところでしこりを押し込むと、面白いくらいに反応してくる。 おもちゃみたい。 「なんれっ!? あ゛っ、ォお゛♡♡」 「え〜? ごめんなさいもできないの? じゃあ、セックスしてあげられないなぁ。」 至極残念、て顔をしながらじゅぽじゅぽしこりを滅多打ちにしてやる。 「ア゛ァ゛〜ッ♡♡♡ ずるいっ、くそが、ぉ゛ん♡ も、ごぇんなさ、う゛〜♡♡ ごめんにゃしゃい゛ッ、いった! いっだッ♡♡♡」 言えてないんだけどね。 「口悪いなあ。」 「ごえんらさッ♡ あうう゛〜、♡、らえ゛、ごめんらさい゛〜♡♡♡ いった、いったかりゃ、お゛ッ♡♡ ほぉ゛ッ♡♡♡」 「もう言ったなのか、イったなのか分かんないね。」 でもそろそろ可哀想だから、ちゃんと言ってあげよう。 俺は優しいからね。 「許してあげない。」

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