8 / 11

煽り

あ、と思った時にはもう、俺のちんこは半分以上親友のナカに挿っていて、一瞬遅れて凄まじい快感が襲ってきた。 「は!? ちょっ、う゛、〜〜〜ッ……!」 「久々のザーメンなのにゴムなんかにくれてやる訳ないだろッ♡」 親友が何か言っているけど、俺はそれどころじゃない。 イきそうになるのを何とかこらえようと必死になっていた。 だって三擦り半とか笑えない。 そんな俺を嘲笑うみたいに親友は、騎乗位のまま俺の首に腕を回して抱きついてきて、えっぐいピストンを開始した。 「まっ、んぐっ……! はげしっ、まって……ッ!」 「あ゛はッ♡♡♡ イく? イっちゃう? んうっ、……ん、はぁっ、あ♡ だせ♡ どうていそつぎょうせーし、俺ん中にびゅー♡ って、んォ゛ッ♡、ほら、おもらししちゃえよっ、びゅー♡ びゅー♡」 「くっそ……ッ! お前っ、ほんとに、ッ、覚えとけよ……っ」 普段静かで俺の言うこと聞いてばっかの親友が、耳元で淫語混じりに煽ってくる状況に、俺はなぜか興奮を覚えていた。 てか、これホントに親友か? あまりにもキャラが違いすぎる。まだ同じ顔の別人と言われた方が納得出来るくらい、今の親友は淫乱そのものって感じだ。 なにより、ちんこに吸い付いて精液を搾り取るみたいに蠢くこの穴がヤバい。時折、入口の窄まりでカリのところを重点的に擦られたり、締めつけながらの長いストロークで裏筋を責められる。 なんで俺の気持ちいいところ知ってんだよ。 そのうえ耳元では、「イけ♡ イけ♡」と悪魔みたいな囁き声がずっとしているし、今更だけど親友とセックスって何してんの? とか、これで童貞卒業ってマジ? とか、いくら男相手でも中出しは不味いだろとかいう、正常な思考なんてどんどん削り取られて、射精することしか考えられなくなっていく。 「……ッ♡ あ゛、ほんとにヤバっ、イくっ! イくイくイく……ッ♡」 本能のままに、動かしづらい腰をどうにか振りたくって親友のナカで射精する。 奥の奥まで挿入りたかったのに、親友の動きに邪魔されて結局半分くらい刺しただけの状態で媚肉に精液を搾り取られていた。 「ん゛〜〜〜♡♡♡ あっつ、ふは♡ しゃせぇきもちかったなぁ?」 「ぁ゛っ、は、ハァッ、ハァッ、」 返事もろくにできずにいると、親友が腰を動かし始めた。 抜くのかなと思っていたけど、ゆるゆるとした動きのそれは次第に自分の快感を追うだけのガチピストンになった。 そんな事をされたら辛いのはもちろん俺なわけで。 「は!? ちょ、おあッ♡ おい……ッ、やめろ!」 「いやだっ、ん、んう♡ おれっ、まだ、あ゛♡ まだイってない゛がらッ♡♡♡ ちんぽきもちぃ? ぁ゛はっ♡ アタマ馬鹿んなっちゃうな♡ イった後のちんぽいじられんの、ヤバいもんな♡♡」 イった後の敏感なちんこを無理に勃たせられて刺激されるのは、もう訳が分からなくなるくらい気持ちいい。 つか何でもうちんこ勃ってんの、元気すぎでしょ俺。 「オ゛……ッ♡ ちょっ、マジでっ、ちんこ溶けるッ! ヤバいって……、お前の中きもちよすぎッ♡」 「だめ♡ ちんぽ溶けたらせっくすできないだろっ、ん゛はぁ♡♡ あ゛っあ゛っ♡ その顔すげーすき♡ しゃせーの事しか頭にない雄顔♡♡ 腰ヘコってんの分かってる? あ゛〜♡ かわいい♡ んォ゛ッ♡、射精直後の雑魚ちんぽ、逆レイプされてなっさけなくイけ♡ イけ♡ ザーメン無駄撃ちしろ♡♡」 親友に言われて初めて自分がヘコヘコと腰を動かしているのに気が付いた。 本能的に奥の奥で射精して雌を孕ませようとしているんだろうけど、俺が腰を突き出した時に親友が上に逃げるからそれが出来ない。 さっきも親友の動きが邪魔して奥まで挿入れなかった。 というか、親友の動きを改めると奥まで挿入れさせてくれないどころか、前立腺も避けるように動いている。 はあ? ひとのちんこは1番キッツい時に触ってきて、雑魚ちんぽとか言う癖に、自分の弱いところは触らせないとかズルすぎるでしょ。 当の本人は俺の耳にキスしながら、 「歯ァ食いしばってイくの我慢してんの? ふは、かわいい♡ ンっ♡ 我慢すんな♡ 出しちゃえ♡ んっ、ん゛ぁッ♡、ッ♡♡♡……、負けろ♡ オスまんこに負けてきもちい敗北射精キメろっ♡♡♡」 とか言って、それはもうめちゃくちゃ煽ってくる。 マジでこいつ、絶対泣かしてやるからな。

ともだちにシェアしよう!