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2日目

「はぁ…っ…は、おかしいな」 少しの間、落ち着いていたのに急にまた強い欲が湧きでてきた。 熱い… 欲しい… 「龍臣…さん…っ」 小さな陰茎は膨らみ、乳首は尖り秘孔からはとめどなく愛液が流れでて息はあがり龍臣を求めていた 「苦し…っ」 あずさは手を伸ばし、ナースコールを押した。 と、同時に部屋の扉が開いた 「あずさくんっ」 「せ…んせ…助けて…っ」 「すごいですね…。ヒートの波が来てますね。ちょっと失礼」 樹医師はあずさの浴衣の裾に手を入れ、秘孔を中指で触りナカに指を挿れ、子宮が降りてきているのを確認し 「っあ…ぁあんっ」 「これは…つらいですね」 樹医師が指を抜いたところで扉がノックされた。 コンコンっ 「あずささん、ナースコールどうしたかな?」 「紅葉。子宮が受精しようとかなり下に降りてきて蓋も開いてαを欲している状態であずさくんは苦しんでいます。緊急抑制剤を投与したいので用意を」 「先生。分かりました」 紅葉はすぐに引き返し冷蔵庫から坐薬を出すと、それを持ってあずさの部屋へと戻ってきた。 「先生っお願いします」 「紅葉、ちょっとあずさくんをこのまま寝たまま丸くさせて体を支えていてください」 「はい。あずささんごめんね?触るよ」 紅葉はあずさに触れて驚いた 「熱っ…」 「強いヒート中ですからね。体が熱を持つんです」 「解熱剤を?」 「効きません。通常の発熱と違いますから。いま持ってきてもらった緊急抑制剤を挿れます。いくらか楽になるはずです」 「あずささん、しっかり!今、先生が楽にしてくれるからね」 「あずさくん、ふーって息を吐いて力を抜いて。ごめんね。ちょっと痛いですよ」 樹医師はあずさの尻肉を割り、その奥の孔へと指ごと坐薬を挿れた 「ぁあっ痛い!」 「痛いですね。少し我慢してくださいね」 「いやぁっ」 「落ち着きましょう、あずさくん」 「混乱…してますね」 「大丈夫ですよ、あずさくん。薬が溶けたんで指抜きますね」 「抜かないでー。えっちしたい」 「あずさくん私はαですけど、きみの求めているαではありません」 「なんで…先生は…襲ってこないの?αなのに…Ωが発情したら普通、襲われるんじゃ」 「私はこういう職業ですからΩに引きずられないように薬を飲んでいます。だからあずさくんのフェロモンにも耐えられるんですよ。蒼炎さんも同様のものを飲んでいるからあずさくんを襲わずに済んだんです」 「番がいるから反応しなかったんじゃ」 「長い期間セックスレスだとお互いにしか反応しないはずが、反応してしまうことがあるんです。その予防で蒼炎さんは飲んでいるんですよ」 「蒼炎さんと龍臣さんのママって不仲?」 「いいえ。仲良しですよ。ただ、青葉さん…龍臣さんのママですが旅が好きな人で…放浪しているんです」 「だからいないんだ」 「少し落ち着きましたね、よかった。紅葉、もう手を離していいですよ」 「はい。あずさくん。びっくりしたね?ご飯にしようね」 「あ、うん…でも、お腹空いてないかも…」 「「だめ!食べなさい」」 樹医師と紅葉は声を揃えてあずさをたしなめた

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