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第8話

ユウヤの話 穏やかそうな顔に似合わず声を出すから驚いた。そりゃ普段ならこんな声聞いたらこっちも興奮するけど、宿の屋上だし。 巻煙草、ホントはちょっと良くないものが入ってるんだ、ごめんね。初めてみたいだから、緊張しない様にって思ったんだけど、効きすぎてるのか声が大きくて少し焦った。 すぐに勃起しちゃって、困った顔してこっちを見ている。どうせ帰国したらもう会う事もないんだから、そんな顔しなくてもいいのに。 でもその顔がちょっとかわいいくっていいなと思いながら、自分のズボンもずらして硬くなってる陰茎を並べて出す。 ホシザキくんがじっと見ているから、手を取って触らせるけど、戸惑っているのが分かる。 「自分のみたいに触って」と言ったら、顔を赤くして頷いた。 片手でホシザキくんのを扱きながらもう片方の手でカバンの中からゴムの袋を出して、歯を使って開けた。 うっとりしてたホシザキくんの目が少し光って袋を見てる。 うんうん、気になるよね。 「ゴム…使うんですか?」 「これ、指用、潤滑剤付き。洗ってない指突っ込んで病気になったらいやでしょ?言っとくけど、今ちんこ突っ込まないよ。好きな子とやる時のためにとっときなよ」 なんだか、風俗でやった後に説教するオヤジみたいな事言ってるな、と自分に突っ込みを入れる。 彼の腰をぐっと引いて近づけ、脚を大きく開かせた。 にょっきり2本の陰茎が二人のお腹の間にあって、見慣れてるけど、外で、大学生の男の子としてると思うとエロい光景だ。 ゴム着けた指で、陰茎の下からお尻の谷間に向かってそーっと撫でてゆくと腰が反って、抑えたようなため息が出た。声大きいって言ったから、我慢してるんだろうな。  人差し指で周りをなぞってから後孔に中指を入れたら、巻煙草の効きがいいのか、指はあっさり入った。 でも入った瞬間に彼がはッとした顔をして一瞬正気に戻ったみたいで、指がきゅっと締め付けられて笑ってしまった。

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