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第9話

 ピクピクと僕の太ももが動く。果てたくなって前を触りたいのに、足も手も動かせない。開脚状態で、僕の陰茎は、あらわにされたままでそそり立っていく。戻ってきたラークは、それをまじまじと見ながら、本当に綺麗すぎる顔で笑った。 「綺麗な体だな」 「ぁ……ァ……」 「今後は朝食と夕食に、毎日提供してもらうから、いつでも供給してもらえるように、きちんと今後は射精を俺が管理してやるからな? 安心してくれ」  ラークは手にしていた三連の輪っかを、張り詰めていた僕の陰茎と、中間、そして雁首の少し下に嵌めた。革製で、それらはピタリと僕の陰茎を締め付ける。 「う、嘘、あ、あ、これじゃあ、出せない、嘘、あ」 「俺が喰べる時以外は出してはダメだ。もったいない」 「えっ、ぇ、あ……」 「俺の許しがなく出すことは許さない」 「な、っぁ……あ、あ……」  僕はポロポロと涙を零した。体が熱くて仕方が無いからだ。ずっと体の奥から、気持ちいいという感覚がこみ上げてきて、陰茎に直結する。なのに、三連の輪っかのせいで果てられない。 「本当は今すぐ喰べてしまいたいが、今日は既に料理を食べたからな。残念だが、明日の朝から味合わせてもらう。明日も早くてな、魔族の討伐があるんだ。寝室で俺は休む。また朝に」 「待って、おいて行かないで、いやぁあああ」  頭を振り、髪を振り乱し、僕は泣きじゃくったけれど、そのままラークは出て行った。  翌朝僕は、快楽が強すぎて朦朧とした状態で、眠れないまま、窓から入ってくる日の光を見ていた。そこへ訪れたラークを見て、号泣しながらお願いした。 「お願い、お願い、出したい、出させて」 「ああ。食事の時間だから、たっぷり出してくれ」  ラークは僕の前に回ると、端正な口で僕の陰茎を咥えた。その状態で、輪っかを外してくれた。すると勢いよく、僕の白濁とした液が、ラークの口腔に飛び散る。それを美味しそうに飲みこんだラークの喉仏が、上下していた。  涙で歪む愛でそれを見ていると、まだ達したばかりだというのに、僕のものをラークが口淫し始めた。再びすぐにイきそうになって、僕は熱い息を吐く。そのまま二度、連続で果てさせられ、僕は精液を飲み込まれた。その後、ぐったりと背を椅子に預けている僕の陰茎に、また三連の輪っかをつけてから、ラークが微笑した。 「では、仕事に行ってくる」 「……」

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