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第24話

お昼近くになり、かずさんが洗濯してくれていたあの日着ていた服に着替えて病院を出る とりあえずお昼を食べようという事になり近くの定食屋さんに入りお腹を満たす 『 家へ来るなら必要な物買わないとね』そう言ってかずさんは車のエンジンをかければショッピングモールへと向かった 『何から買おっか?』と何だか少し楽しそう とりあえず下着や替えの服、歯ブラシ等の思いつくものを買いながら、気になったお店に入り色々眺めるといった楽しい時間を過ごした すると、携帯がなりかずさんが電話に出ると 「優人くん終わったんだって!いつもの公園で待ってるって!いつもの公園ってあの公園?なつに聞いたら分かるって言ってたけど。」 「うん。あの公園だよ!」 「分かった。じゃぁ行こうか。」 そう言って公園へ向かえば優人さんがそわそわしながら待っていた。 「なつ!体調は大丈夫か?」 「うん。もう平気だよ。ありがとう」 「優人くんお疲れ様。上手くいきそうかい?」 「かずさんもお疲れ様です。何とか上手くいきそうです!」 「そっか良かった。それじゃぁ行こうか!」 2人の会話が少し気になったけどその後2人は特に話す事もなく車が進んだので深く考えないことにした。 「はい。ついたよ!」 そう言われて見れば何とも高そうなマンション 部屋に着き中に入れば何部屋かありその先には広いリビングに上から下までのガラス窓だった。 「わーすごい、、、こんな部屋初めてみた!」 とテンション上がりながら話す僕を見て2人がクスクスと笑っていた。 それにむっとした反応をすれば『ごめん、ごめん。』と笑いながら謝られる。 するとかずさんが 「おいで、部屋に案内するよ。」 そう言って廊下に出るかずさんの後をついていけば 「ここ使って。余ってて使っていなかったとこだから。」 そう言われてみた部屋は僕一人には十分な広さで、、、『ほんとにいいの?』そう言えば『もちろん!』と笑顔で返してきた 「じゃぁちょっと話があるからリビングに戻ろうか。」 そうかずさんが言うので戻るとソファに座らされて2人が僕の前に座る 「今日で言われていた休みが終わる予定だけど明日の夜なつくんはあの家に行くの?」 そう言われ黙ってしまう。 確かに、今日が終われば言われていた休みも終わり明日にはお金を稼いであの母親に渡さなければならない。 行かないでここにいる事で2人に迷惑がかかるかもしれないと思ったら行かなきゃ。 「行ってくる。」 「そっか。じゃぁ僕達2人も一緒に行くね」 なんて言うから驚いて首を横にふる 「ダメだよ。何をされるか分からないんだから1人で行ってくる。」 「そんな何をされるか分からない所に尚更1人で行かせられるわけないよね? 僕達も心配なんだ。ついていけば何かされそうになった時止められる。」 かずさんがそう言えば優人さんも頷いて 「言っただろ、もうあんなおもいはさせないって。その為にも俺達はついていく。」 それからはついていくの一点張りで、もし1人で行くと聞かないなら明日は外へ出さないとまで言い出したので、最初は外で待っていて危なかったら呼ぶという事で決まった。

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