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第31話

それからはヒートが終わるまでお互い求め合うままに肌を重ね合った あの日から何日が経ったのか、、、目が覚めればすっきりした気持ちで、、、だけど隣に優人さんの姿はなくて、、、 体を起こし辺りを見回しても見当たらなくて、、、 少しの寂しさを感じ近くに脱ぎすてられていた優人さんの服を何とか引き寄せ手に取り抱きしめる 優人さんの匂いに胸がいっぱいになる だけどやっぱり、、、 "優人さんがいい.....どこに行ったんだろ....." そう思って探しに行こうとベッドから立ち上がろうとした瞬間足元から崩れ落ちる 力が入らなくて立ち上がれずに "どうしよう..." と思っていれば勢いよく開かれる扉に驚く 「あっ、ごめん。驚かすつもりはなかったんだけど、すごい音がしたから、、、、」 そう言いながら俺に近付くと座り込む俺を立ち上がらせベッドに座らせる 「大丈夫?体調はどう?辛くない?」 俺の顔を覗き込みながら聞いてくる優人さんに頷いて返事をする。 すると優人さんが俺の手元を見ると、はぁとため息をついて俯く "あっ、優人さんの服持ったままだった、、、いくらなんでも気持ち悪かったかな、、" そう思って服を元の場所に戻そうとすれば抱きしめられ「もう何それ、、、可愛すぎでしょ。」そう言われる。 その言葉にきょとんとしていれば「俺の姿が見えなくて寂しくなっちゃった?」と嬉しそうに聞いてくる。それに素直に頷けば「あーもうほんと、、、そんな可愛いのずるい.....」そう言って僕の肩に頭をぐりぐり押しつけてくる しばらくそうしていれば「お風呂の用意してたんだった、、、一緒に入ろっか」そう言ってきた それに笑顔で頷けば、ゆっくりと顔が近づいてくる。 "あっ……キスされる…" そう思った瞬間塞がれた唇。 「なつ……くち…あけて…舌だして……」 言われた通りにおずおずと舌を出せば思いっきり吸われ一気に熱があがり頭がぼぅっとする やめられることなく続く深いキスに口の端から唾液からこぼれ落ちる "もぉむり…" そう思って優人さんの腕にしがみつけばゆっくりと口が離されその間には銀色の糸が引いているのがみえた まだぼんやりとする中優人さんが俺の事を軽々と抱き上げ浴室へ向かう その行動に驚けば、「だってなつ、立てないでしょ?」と何だか楽しそうに言う 脱衣所につき、服を脱がされそのまま浴室へ シャワーで軽く頭を濡らせばシャンプーを手に取りそのまま俺の頭を洗い始める 慌てて自分でやるよとジェスチャーをすれば「ここ数日無理させちゃった自覚あるし俺がやってあげたいから、だからやらせて。」と眉を下げた顔でお願いされてしまえば頷くしかなくて、、、 そのまま体もくまなく洗われそして浴槽へ 「俺もすぐに洗っちゃうね。」そう言いながら頭からシャワーを浴びる姿を眺める 髪の隙間から見える綺麗な横顔、すらっと長い手足に、引き締まった体 "そりゃ俺の事も軽々と抱き上げるよなぁ...."なんて思っていればいきなり思い出されるここ数日の情事 "俺、あの身体にずっと抱かれていたのか...." そう思ったらボンッと顔が赤くなるのが分かる それと同時にあの時の快楽を思い出し奥の方がきゅんとなりどうしようもなくなる するといつの間にか洗い終えた優人さんが近づき「俺も入っていいかな?」と聞くから少し前に寄る。後ろの少し空いたスペースに入れば、俺を後ろから抱きしめた その行動に浴室に響き渡ってるんじゃないかと思うほどに俺の心臓は大きな音を立てる するとクスッと笑う声が聞こえたと思ったら「なつの心臓すごい事になってる、、、」なんて楽しそうに言う それに少しムッとして距離を取ろうとしたら「なつ。」と優しい声で俺を呼ぶ その声にあがらえず優人さんの方を向き目が合えば、俺の手を取り自分の胸元にあてた すると手のひらから伝わるものは自分と同じ、いやそれ以上で、、、 「俺も同じだよ、、、なつに触れあえて凄く嬉しくて、幸せ、、、」 そう言いながら俺を見つめる優人さんの瞳からも伝わってきて、、、その事実に堪らなくなって優人さんに近づきキスをする 徐々に深くなるキス、唇が離れたと思ったら「なつ……」そう甘い声で呼ばれ、耳をゆっくりと舐められる。 ビクンと反応する身体 さらに耳の中に舌を入れ舐めてくる "くちゅ…ちゅく…" と頭の中で音が響く 俺の腰あたりで抱きしめていた手を胸元に持っていき優しく乳首に触れたかと思えばもう片方の手はふくれ上がる俺のものを掴む 「ごめんなつ……とめらんない……」 そう言えば優しく触れていた乳首を転がしたり摘んだりと刺激していく それと同時に僕のものを掴む手を激しく動かす 「はぁ……ごめんなつ……」 そう言うと俺の身体を抱き上げ浴槽から出れば壁に手をつかせる そのまま後ろから俺の肛に優人さんの大きくなったものをあてるとゆっくりといれてきた それだけでもう限界で、、、 「はぁ……きっつ……なつ……締めすぎ……」 そう言われるけど気持ちよすぎて頭が回らない何も考えられない 「はぁ……やっばッ………」 そんな声が聞こえたと思ったら激しく動く腰にさらに快楽が襲う "あ⋯もぅ⋯⋯だめ⋯⋯" そう思った瞬間俺は意識を手放した

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