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第37話

どれくらいの時間が経っただろう なんだかすごく心地のいい夢をみている気がする ふわふわとする気持ちでいれば頭に何かが触れる 優しく髪をとかされそのまま頬を撫でられる 気持ちいい、、、そう思えば離れる気配 "待って....." そう思って手を伸ばせば何かを掴んだ 『行かないで....』そう呟いて目を開ければ優人さんの手を掴んでいた 優人さんは一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になり 「起きた?お水持ってきたよ。飲める?」 そう優しく問いかける 甘えたくなって首を横に振れば横に腰かけ自分の口に水を含み僕の口元へと顔を近付ける ゆっくりと水を移され喉を潤していく。何度か繰り返され『もう大丈夫、、』そう伝えれば手に持っていた水を置き、先程と同じように髪を優しくとかされる "こうされるの好きだな...." そう思って横になりながら優人さんを見れば服の間からちらりと見えるお腹 ゆっくりと手を伸ばし隙間から手をいれそっと触れる ビクッと優人さんが動いて『どうしたの?』と問いかける 「腹筋すごいなーと思って、、、お風呂行く時も僕を軽々と持ち上げていたし、、、カッコいいな、、、」 そう言って触り続けていれば『んんっ。』と聞こえる声に優人さんの顔を見れば、少し赤くなっていた 「無理をさせたと思ってるからこれ以上手を出さないよう気を付けてるのに、、、あんま煽らないで」 そうボソッとつぶやく。それに 「もう、、、て、、ださないの、、?」 そう優人さんの服を掴んで言えば思いっきり抱きしめられ 「もうほんと、、、何なの、、。俺ほんとに止まれなくなるから、、、泣く程攻めたててぐちゃぐちゃにしたくなる、、、、」 その言葉に自分の顔がどんどん赤くなっていくのが分かる、、、だけど、、その姿を想像してしまえば 「優人さんなら、、、いいょ、、、」 そう言っていた 「はぁ、、、ほんと、、、分かった。俺ちゃんと言ったからね?途中でもう無理って泣いても止めらんないから。」 「いいよ。優人さんの事しか考えられないようにして、、、」 そう言った時にはまだヒートの熱が治まりきってない僕の後ろが濡れはじめていた その後はあまりの気持ちよさに何度か気を失いかけながらも繰り返される快楽にただ身を委ね続けた 手を伸ばせば指を絡められギュッと握ってくれ うわ言のように何度も優人さんの名前を呼べば "なつ好きだよ" と応えてくれた 少し前なら想像も出来なかった幸せを噛み締め涙を流せば目元を拭いながら何度もキスの雨を降らしてくる 僕の名前を呼び好きだよと囁いてくれる声が 握ってくれる手が 抱きしめてくれる時の力強い腕が 僕にくれる優しさが 優人さんの全てが愛おしくてたまらない 優人さん......僕はあなたと出会えて 本当によかった

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