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第46話:優人side

そう思いながらなつの身体に触れた瞬間 その手を払われてしまった あまりにも突然の出来事に驚きなんの反応も出来ずにいればなつの身体が震え始めた その様子に『どうした?』そう声を掛けようとしたら、大粒の涙を流しながらなつが近くにあった布団で自分の体をおおった その行動に驚きながらもなつの今の感情が分かった気がして問いかけた 「もしかして....これまでの事気にしてる?」 その言葉に頷いたのを見て俺はゆっくりとなつを抱き起こし膝の上に乗せゆっくりと抱きしめた これまでなつがしてきた事で色々考えてしまう事もあると思う でもそれはなつが生きていく為にやってきたことで、、、 そんななつの過去も含めて好きなんだと 美味しいものを食べた時の幸せそうな顔、可愛いと言った時の照れた表情、優しく俺を気遣う姿、なつの全部が愛おしくてしょうがないんだと 他の誰かじゃなくなつがいいんだ なつを想う気持ちがひとつでも多く伝わって欲しくて 「大丈夫、、、大丈夫だよ、、、俺は過去も含めてなつの事が好きなんだ。なつの全てが好きなんだ、、、だから気にする事は何もないんだよ......」 すると、ゆっくりと体が離れたと思えば軽く触れるだけのキスをなつからしてくれた 驚く暇もなく角度を変えて交わされる軽いキス、高揚した頬に潤んだ瞳、もう限界に近かった その限界もなつがそっと舌を絡ませてきたことで崩壊した 絡めてきた舌に応えながらさらに深いキスをおとしていく 息をする時間すらも惜しくて、、、 少し苦しそうななつが服の袖を掴んでくる その手を取り指を絡めながら深く深く口づける するとなつが自らの指で後ろを解していく その姿が堪らなくて、、、 俺のそれに気づいたなつがそっと触れてくれる 俺の様子を伺いながら触れるなつ その姿が刺激的で俺もなつの後ろに触れていく もっと、もっと深くなつが欲しい なつ、好きだよ 自分でも分からなくなるぐらいに なつの全てが欲しくて堪らない もっと俺でよがって乱れてほしい そんな欲望を隠す事もせずなつの身体に触れていく 俺の手でどんどん甘い息を出し、もっとと欲しがるなつが堪らなく愛おしくて ヒート期間中、俺はその全てを止めることなくなつにぶつけた 行為を終え、寝息を立てるなつの身体を拭き服を着せる 穏やかな寝顔を見ながら髪に触れとかしていく そのまま頬に触れれば、俺の手に擦り寄るなつに起こしたかと一瞬焦るけど寝息が聞こえホッと息を吐く しばらく寝顔を眺めていれば襲ってくる睡魔に身を委ねてなつを抱きしめながら眠りについた どれだけ寝ていたのか、すっきりした目覚めになつを見ればまだ寝息をたてていた "風呂入らねーとな" そう思いながら、なつを起こさないようそっとベッドから出て浴室へ向かう お湯をはり、冷蔵庫から水を取り再び寝室へ向かおうとした時に大きな音がし慌てて部屋へ戻れば座り込むなつの姿が目に入った 急いで駆け寄り声を掛けながらベッドに座らせればなつが俺の服をギュッと掴んでいるのが見えた "もしかして、、、起きて俺の姿が見えなかったから服掴んでた?" そう思ったら無意識に出るため息になつが不安そうな顔をする そんななつを抱きしめながら「可愛すぎでしょ。」と言葉を漏らせばきょとんとした顔 "あっ、この顔も可愛い" なんて思いながら少しからかうつもりで言った言葉もあっさり肯定され、その可愛さにさらに深いため息がでる 一緒にお風呂入ろっかと言えば笑顔で頷いてくれて、堪らずキスがしたくなって顔を近付ければゆっくりと目を閉じるなつ そのまま唇を重ねれば止めることは出来なくて 「なつ……くち…あけて…舌出して……」そう言えば素直に小さく出す舌に吸いつく 夢中でしていればなつの手が俺の腕を掴んだ "さすがにこれ以上はダメだな……" そう思いながらお風呂に入る為なつを抱き上げる 驚いているなつをよそに浴室へ向かい服を脱がしていく 自分でやるというなつに断れないようにお願いをして体を洗っていく リラックスした様子で湯に浸かるなつを横目に自分の体も素早く洗い一緒に浸かれば、なつから伝わる心臓の音に思わず緩む頬 少しからかった後に俺も同じ事を伝えればなつが自分から唇を重ねてきた その行動にさっきまで抑えていた理性はいとも簡単に消え去った 再び夢中でなつを求めた なつの白い肌に赤い跡を増やしていく もう我慢が出来なくてなつの中に押し込めば締めつけられ持っていかれそうになる 声を掛ければ、蕩けた顔を俺に見せる 堪らなくて奥におもいきり打ち付けた 何度か動かせば最後に1番奥までついた瞬間ガクンとなつの体から力が抜けた 意識が飛んでしまったなつをそのまま寝室に運びベッドにゆっくりと下ろす ヒートが落ち着いた事をかずさんに連絡する為にベッドから離れようとすれば、俺の手をなつが掴んだ 起きたのかと思い「なつ?」と声をかけるけど聞こえる寝息 "まじかぁ…" 寝ながらも俺を求めているなつに心臓はうるさいくらいに音をたてた かずさんにはその場でメッセージを送り、起こさないよう慎重にベッドに入りなつを抱きしめるようにして眠りについた

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