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第10話【練習】
「橘さん、いつもすみません…多分、ご迷惑をおかけするのは今回で最後だと思います」
「あぁ、別にいいんだよ。健くんの助けになるなら」
「でも今回は、俺だけじゃないので…」
「大丈夫だよ。健くんのお友達なんでしょ?」
「そうなんですけど…」
「じゃあ、気にしなくて大丈夫。ただ、いつものように目隠しと最後だけは健くんにお願いしてもいいかな?」
「分かりました。では、お願いします。ちょっと説明したりするので話しながらしますけど、ちゃんと見てますからね」
「分かってるよ」
健に練習台のお願いをしたが、速攻で断られた…だけど数週間後、まだバイトをやろうか考えてるなら練習するぞと、連れ出されたホテルに橘さんがいたのだ。
今回は、個人的に健が橘さんにお願いしてくれたのでホテルの一室で行う。いつもと違う空間に健も橘さんも少し緊張しているようだが、俺もめちゃくちゃ緊張している。だって、人の素肌に触れることすら初めてで、しかも、性的なことをしていくのだから無意識に力が入る。
橘さんは、そっと目隠しをして、バスローブ姿でベットに座って待っていてくれる。
今回はリクエストは聞かず、ただひたすらに気持ちよくさせることが目的で、どこをどんな風に触ると気持ちいいのかを教えてもらう。
橘さんも緊張しているのが分かるのか、健がゆっくり触れていく。手のひらからマッサージを始め、橘さんの緊張がほぐれてきたところで横になってもらい、バスローブを脱がすと、その下は何も身につけておらずドキッとした。健は構わず、手から腕、腕から二の腕、腕が終わったら胸、お腹と続け、オイルを馴染ませながら上半身のマッサージが終わった。この時は、あえて乳首への刺激は与えなかった。次は、足の指からふくらはぎまでのマッサージが終わった。と言っても、あくまでも性的サービスをする上での導入みたいなもので、時間をかけて行う訳ではない。
上半身と足のマッサージが終わったところで、健から目で合図があり、健とは反対側から健の真似をして橘さんの素肌に触れていく。
暖房はつけていても、橘さんの肌は冷んやりしていた。
乳首への刺激は、最初は円を描くように軽く、そのうち弾いたり、摘んだりするとピンと立っていやらしいく主張してくる。
橘さんは少し強く摘んでグリグリされるのが好きらしく、健の手つきを真似してグリグリとした。両方の乳首を刺激され橘さんの口からは荒い呼吸と時折可愛い声が漏れ、健が橘さんの耳元で、
「橘さん気持ちいい?気持ちいいなら、もっと可愛い声聞かせて?」
と言うと、橘さんの素直に可愛く鳴くのだ。
すっかり緊張も取れ、身体が敏感になったところで、橘さんの足をM字に広げて立たせ、その間に健が座った。足の付け根にたっぷりとオイルを塗り際どいところまでマッサージをしながら、乳首への刺激で既に大きくなったそこにも触れていく。その間も、乳首への刺激を繰り返す俺に健が変わってと言う。
健が何度かしごいて、しっかり反応していることを確認した後、健がいたところに座った。目の前に橘さんのモノがあり、そっと触れると小さい声を漏らす。萎えるのではないかと心配したが、素直に感じてくれてるようだ。
「橘さん、一回イきましょうね」
健が言いながら、目で合図をしてくる。しっかり握って上下に動かすと呆気なくイってくれた。
はぁはぁ…と息をしている橘さんに、健が後ろも触りますよ?と言うと恥ずかしそうに頷く橘さんが、とても可愛く見えてしまうのは、健と橘さんが築いた何かが、そう見せるのだろう。
そもそも、橘さんと言う人物は、スーツをビシッと着て身に付ける物全てが高級感があり、そんじょそこらのサラリーマンではなく、ただ者ではないのは確かだ。
そんな人が、健によって可愛く仕立て上げられてしまうのだから、改めて健を尊敬してしまう。
後ろを触る時は、四つん這いになってもらい、健の横に座る。ローションを手に取り少しほぐして慣らしていく。いきなり入れることはしない。まずは穴の周りの筋肉を撫でるように揉み柔らかくすると穴にも入りやすくなる。説明をしながら中指を一本、ゆっくり入れる。
橘さんは声が出るのを我慢しているようだ。
健が指を抜いた後、健は入れてみてと言うのでゆっくり入れた。中がうねうねしててしめつけてくる。中で自由に動かしてみる。深いところ浅いところ上下に動かしていると明らかに橘さんの身体がビクッと反応した。健を見ると、今のところもう一回触れる?と言うのでやってみると、ある一点に触れると、やっぱりビクビクしてる。前立腺だ、そこをしっかり覚えろと言われた。指を二本三本と増やし、片方の手はペニスを扱く。二回めの射精は乳首を刺激する健の腕につかまり声を抑えながらイった。
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