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第6話 飛んでいった釦

僕は両手を縛られたまま、乱れた息を整えていたら、先輩が僕のブレザーのボタンを外し始めた。 この行為はこれで終わりじゃないことに気が付いた。 「やだっ……ゃめてくださいっ!!」 僕は必死に足で抵抗したけど、途中まで引っ掛かったズボンが邪魔をして、上手く出来ない……。 「蜜柑くんの可愛いチンコ見れたんだ、可愛い乳首も見たいのは道理だよ」 ブレザーは縛られた両手首のせいで全部は脱げない。 ワイシャツも脱げない。 最悪見られても無事に帰れると思ったけど、それは甘い考えで、ブレザーの釦が外されてワイシャツに手をかけられた。 そのまま力任せに開けられ、ワイシャツの釦の糸が千切れて、勢いよく飛んでいった。 「!!」 怖い……怖い。 今度は僕の身体が『恐怖』で震えた。 「思った通り、蜜柑くんの乳首は『蜜柑色』じゃくて『桃色』だった」 僕の乳首を『美味しそうなもの』を舐めるように、ペロペロと舐め始めた。 「!!っ……あンン」 僕のモノが……また熱くなってきた。 舌の感触がさっきのモノと違う感触と違う、濡れと滑めり具合があって違う意味で気持ちが良い。 けど、認めたくなかった。 「ぁっ……ンはぁ」 押し殺したいのに、声も息も途切れ途切れに漏れた。 僕は本当にみっともない状態になっていた。 「蜜柑くんは敏感みたいだ。チンコまた勃起しちゃってるし、可愛いからもっと可愛がってあげようね」 先輩は僕のモノに顔を近付けると、口の中に含んだ。 「ぁあっ!!」 先輩の口の中で僕のモノが喜んでいるのを感じた。 舌でペロペロ舐められたり、口をすぼめられて上下されて、さっきイったばかりなのに、僕はまた先輩の口の中で……、 「ぃやぁぁあ…ンンっ!!」 また『イかされた』。 僕は何がなんだか分からなくて、また息をついていたら僕のモノを加えたまま、お尻の穴に指を挿入れてきた。 「ゃっ!!やめてくださっ」 僕はお願いしたけど、先輩は止める気なんて無いみたいにお尻の穴に指を挿入れて、広げた。 そのときに僕は理解した。 先輩は『篭に入った僕を食べるためにここに連れ込んだ』んだ。 僕は『篭の中の蜜柑』になっていた。

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