6 / 17
第6話 飛んでいった釦
僕は両手を縛られたまま、乱れた息を整えていたら、先輩が僕のブレザーのボタンを外し始めた。
この行為はこれで終わりじゃないことに気が付いた。
「やだっ……ゃめてくださいっ!!」
僕は必死に足で抵抗したけど、途中まで引っ掛かったズボンが邪魔をして、上手く出来ない……。
「蜜柑くんの可愛いチンコ見れたんだ、可愛い乳首も見たいのは道理だよ」
ブレザーは縛られた両手首のせいで全部は脱げない。
ワイシャツも脱げない。
最悪見られても無事に帰れると思ったけど、それは甘い考えで、ブレザーの釦が外されてワイシャツに手をかけられた。
そのまま力任せに開けられ、ワイシャツの釦の糸が千切れて、勢いよく飛んでいった。
「!!」
怖い……怖い。
今度は僕の身体が『恐怖』で震えた。
「思った通り、蜜柑くんの乳首は『蜜柑色』じゃくて『桃色』だった」
僕の乳首を『美味しそうなもの』を舐めるように、ペロペロと舐め始めた。
「!!っ……あンン」
僕のモノが……また熱くなってきた。
舌の感触がさっきのモノと違う感触と違う、濡れと滑めり具合があって違う意味で気持ちが良い。
けど、認めたくなかった。
「ぁっ……ンはぁ」
押し殺したいのに、声も息も途切れ途切れに漏れた。
僕は本当にみっともない状態になっていた。
「蜜柑くんは敏感みたいだ。チンコまた勃起しちゃってるし、可愛いからもっと可愛がってあげようね」
先輩は僕のモノに顔を近付けると、口の中に含んだ。
「ぁあっ!!」
先輩の口の中で僕のモノが喜んでいるのを感じた。
舌でペロペロ舐められたり、口をすぼめられて上下されて、さっきイったばかりなのに、僕はまた先輩の口の中で……、
「ぃやぁぁあ…ンンっ!!」
また『イかされた』。
僕は何がなんだか分からなくて、また息をついていたら僕のモノを加えたまま、お尻の穴に指を挿入れてきた。
「ゃっ!!やめてくださっ」
僕はお願いしたけど、先輩は止める気なんて無いみたいにお尻の穴に指を挿入れて、広げた。
そのときに僕は理解した。
先輩は『篭に入った僕を食べるためにここに連れ込んだ』んだ。
僕は『篭の中の蜜柑』になっていた。
ともだちにシェアしよう!