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第6話
次に目を覚ました時、俺は最初状況が分からなかった。ジジジジジと規則正しい音が響いてくる。後孔が熱い。
「あ……うあぁああ、嘘だろ、うあぁ!!」
なんと俺の内側に、魔導具のプラグが入っていて、それが強い振動を与えていた。前立腺に尖端が当たるように固定されている。そして――前のブジーはそのままだった。俺は目をギュッと閉じて仰け反る。もがこうとしたが、拘束がそれを許してくれない。
「おはよう、ロイ殿下」
「あ、あ、あああ」
「中と前から前立腺を暴かれる感覚はどうだ?」
「うあ、あ、ダメだこれ、ダメだって、ぇ、うあああああ!!」
グリグリとエドワーズがブジーを動かし始める。
ブツン、と。
俺の理性が途絶した。
「……っ、は」
次に気づいた時、俺はまだ内部が振動していることに絶望していたが、前からブジーが抜けていることに安堵した。かわりに三連のコックリングが嵌められていた。イきたくてもイけないのは同じだが、ブジーよりずっとマシだった。
「さて、そろそろこちらの具合もよくなってきただろう」
「ひっ」
その時俺は漸く、後ろからぬめる指で、両方の乳首をエドワーズに摘ままれていることに気がついた。捏ねては、強く抓り、それからごくごく弱い力で乳頭を弾かれる。
「あ……ぁ、ぁ、ぁ……あっ、うあぁぁ……あっ、イきたっ」
「いくらでも」
「ん、ふっ、ひぁあ!!」
強めにエドワーズに指で弾かれた瞬間、俺は放ったかと思った。だが、出てはいない。体に教え込まれた甘イキをしたのだと理解する。
「ひ、ぁ、まだイってる、イって……いやぁ、またイっちゃ、あぁ、また」
乳首を弾かれる度に、脳の奥がジンと痺れたようになり、俺の陰茎がビクビクとした。乳頭を撫でられると、俺の口から鼻を抜けるような声が零れ、そのまま甘イキしてしまう。
「ぁ、ぁ、ぁ。まって、まだイ……ひあぁ、またイった、イってる。いやぁ」
「雌みたいだな、胸を刺激されてイってしまうのだから」
「あ、あ、あ」
そのまま暫く俺は、乳首でイかされ続けた。
その内にまた気絶した。
「……っく」
次に目を覚ますと、またブジーが挿入されていて、俺は絶望的な気分になった。
トントントン。
「あ、あ、あ」
動きに合わせて、俺はイく。すると刺激が強くなる。
もう快楽を拾いながら泣くしか出来なくなった。
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