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26 生徒会長親衛隊と初対面

初っぱなから英語だった ガラガラ 「Goodmorning.Everyone?I look forward to seeing you again from today.」 「「Hello Mr. Ebata.I look forward to having a good relationship with you this year too」」 皆英語しか話してない……全くわからない…… 「You?」 えっ?俺を指してる…… 「い……YES!」 「Are you a transfer student Mr kousaka?」 えっ俺がなんて? 「お前が編入の高坂か?だとよ……」 瑠唯人が小声で教えてくれた 「なんて返せばいいの?」 「あっ?分からないって本気か? ハァとりあえずイエスでいい」 「YES」 「なるほど、君英語は苦手科目なのかな?初めまして1組担任で英語担当の江幡です、よろしくね?」 蒼空達の担任なんだ? なんか見た目は落ち着いてるけどなんか嫌な感じがする…… この学園来てから段々人を嫌でも見極めれるようになってきた気がする……全然嬉しくないけど 「は……はいよろしくお願いします」 「君の去年いた学校の英語成績は見たよ?1か2だったそうだね?公立でそれじゃあここではやっていけないし、先生も特別扱いもしない分かったね?」 授業中暴露するなよ! 「はい……」 「ではClass starts…………」 1時間目からキツかった……なんも分からないし皆は当たり前に英語で会話出来てるし…… しかも成績発表はひどくないか?あの江幡って先生も中々だよ…… 休み時間俺は机に伏せてたら 「お前かなりバカなんだ?正直で構わねぇぜ?他もか?」 スマホいじりながら聞いてきた 「うん……実際五教科ほぼオール2か1……」 「ハハッモロ裏口だな……ならもう開き直れよ、どうせ疑われてんだし、大学までちゃんといけんだから徐々に追い付いてくるさ」 「そうかな?いくら学歴あっても就職とか心配だよ」 「俺と結婚してウチの会社のどれか継げばそんな心配もねぇよ」 「いやいや同性で結婚出来ないでしょ?それに仮に結婚出来ても家族の人がこんな奴に会社任せたいなんて思う?」 「心配すんな親なんか関係ねぇ、結婚なら出来るから安心しろ?俺がちゃんと継がせてやるからな?」 出来るってどうやって?全然分からない 「なに戸籍偽造でもする気?」 「近い内教えてやるよ、一々反論してきやがるけど俺らは付き合って結婚も前提を約束したんだから当然文句なんかねぇよな翔馬?」 そこまでしたっけ? 会長とい何で変なとこばかりそっくりなんだよ…… 「会長にも全く同じ事言われてるんだけど……」 「んだと!テメェまさか兄貴とヤッてねぇだろうな?結婚するとか言ってねぇだろうな?」 顔怖っ!どう答えようー怖いなぁ 「えっと…………」 「やっぱりヤッたなテメェ!」 「ごめん瑠唯人……」 「お前兄貴の事好きなのか?」 えっ?急に悲しそうな顔になった 「それは…………まだ分からないけど噂も噂だしさぁ……」 「アン?どうせ気にったとか言われて付きまとわれてんだろ?何度も言うがアイツは最低のクズで懐いてる内はウザイ執着するが飽きて捨てられたらいくら強くても最悪な目に遭うぜ……」 過去の会長に気に入られた生徒達の末路 「副会長に既に酷い目に遭わされたし他にもね……」 「まぁ玲央は1番危険だからなぁ、エッチも痛みを与えて喜んでる変態だぜ? それに2人は幼稚園からの仲で恋人だぞ? 仮にお前が好きでも兄貴にとっては珍しいオモチャでしかねぇんだ、執着がひでぇし病んでる異常者だけど迷惑ならお前もはっきりしろ!いいな?俺からも言ってやるからよ」 迷惑…… 「分かってるけど……でも……」キーンコーン また授業が始まり、それからもPC使ったりとハイテクな授業ばかりだけどやり方覚えるのが精一杯だった…… やっと昼休みになり、蒼空もいないしどうしようか悩んでるとガラガラ…… 「翔ちゃーん、寂しかったよ一」 入って来るなり後ろから抱きついてきた…… 「キャー会長様がウチのクラスに!」 「嬉しいー癒されるー」 「今日も美しいです」「間近可愛らしい」 会長……皆の言葉シカトして俺しか見ずで逆に瑠唯人は睨んでた…… 「あの会長……なにか?」 「兄貴テメェ何の用だよ!」 「別に瑠唯に用なんかにないし…… はい翔ちゃん、愛妻弁当作ったから食べてね?僕は生徒会の打ち合わせあるから一緒に居られないけどごめんね?」チュッ 確かに何も用意してないけど、いいのかな? 「あ…ありがとうございます」 但し一部睨んでる奴らがいる……田口同様会長のアレかな? 「ん?皆顔怖いけど何かな?この際だからクラスの子達に言っておくけど僕の翔馬に何かしたら許さないからね絶対……分かったかな?」 言い方が怖いし皆渋々だけど一応はいと返事して、会長は笑顔でまたねと出ていった。 「チッ!クソ兄貴が!おい翔馬食うなよ?何入ってるかわかんねぇぜ?アイツなら余計な」 「多分大丈夫だよ、ありがとう瑠唯人は?」 「ああ、俺昼はいつも買うから……来るか?」 俺は頷いて着いていったらスーパー思ったより広くて高級感があった 「俺はいつも弁当にメロンパンだ。ここのメロンパンは手製で上手いんだぜ?」 実は俺もメロンパン大好きで母さんもよく買い置きしといてくれてた…… 「俺も俺もー買おうかな」 買った後あの屋上で食べたいと言うから着いていったが途中トイレ行きたくなり 「早く来いよー」「うん直ぐ済むから」 そう言ってトイレを済ませてから歩き始めたら階段登る途中で後ろから制服引っ張られて俺は転げ落ちてしまった。 まだ登り始めだったから頭も無事で怪我まではしなかったけど痛みはあるし打撲くらいはしたかも…… しかも会長がせっかく作ってくれたお弁当が見事にバラバラ…… 「高坂翔馬……連れてけ」 また見たこともない何人もの高等部?の生徒がいてふらふらの俺を2人くらいで引っ張ってどこかの教室か部屋まで連れてこられた…… 薄暗くて気味が悪いし、周りも中高生色んな生徒がいるけどガタイのいい奴が多い……つまり 「あのーどちら様でしょうか?……ブハッ!」 いきなり腹パンされたけどかなり衝撃があって激痛だし、コイツは素人じゃないのは分かる…… 「これは田口の分だが、あんなガキの喧嘩も出来ねぇお子ちゃま倒した程度で調子乗んなよコラ!」 「ウウッ……やっぱり……かいちょの?」 「ああ、会長親衛隊と拠点にようこそ噂の裏口くんよ、俺がリーダーで高等部の風間だよく覚えとけ……でも悪いがこの中でテメェを歓迎してる奴はいねぇよ。学園の事もそれなりには把握したなら分かるよな、お前は会長に随分付きまとってるらしいな? おまけに弟の瑠唯ちゃんにまで、いい加減俺らも黙ってられねぇからご招待して差し上げたんだよ!」 なるほど親衛隊が遂に出てきたんだ…… この風間って奴、性格は副会長みたい…… 「会長が世話を焼いてくれてるだけでそれ以上……ブハッ……アアッ!」 ドタン! 立ち上がった瞬間抑えつけられ殴られ始めた。 「黙れ!学園中ルールを守って接してるのにテメェは来てから好き放題か?いいかルールはアイドルと同じだ、過度に関わらず、もらった物は親衛隊に渡す、身体に触れる事も禁止だ。お前は1つたりとも守ってねぇよな?」 「ハァハァハァ、で俺を連れてきたのは袋叩きにする為ですか?」 「お前退学望んでるんだろ?学園の生徒も皆望んでる、だから俺達が叶えてやるよ。よしっヤれ!あっお前が手を出したら、お前が仲良くしてる奴全員代わりになるからよろしく」 コイツら!クズにも程がある…… でも手は出せないし、耐えれるかな? 何人かはバットまで持ってる……病院送りにするって事かな? よくみたら田口も棒を持ってた 「親衛隊に逆らうとこうなるんだよバーカ」 「こんな卑怯な事しか出来ない臆病者に言われたくないね……」 「うるせーー!」 バシーン!バシーン!バシーン!バシーン! 「アアッ!…………ヌアッーーー!アアッ!ウウッ!」 一気に衝撃と身体中の激痛は流石にキツイ…… けど悔しいし俺も耐えてやる! 「オラッ!」ドシッ! 風間って奴には蹴られ他奴らには身体を棒で殴られ続けてその内に昼休みは終わった 「ブハッ!ハァハァハァハァ……」 俺は痛みと疲れで倒れ込んだ…… 「苦しんではいるけど……こんだけボコボコにされて骨一本折れてなさそうだぜ?風間」 「コイツもしかすると……まぁいい今日は警告と言う意味でこれで勘弁してやるが今後よそ者のお前は会長や瑠唯ちゃんに関わるな!行くぞ?」 「お前幸運だったな、いつもの制裁はこんなもんじゃねぇぞ?ま懲りたら早く自主退学するんだなアハハ」 ぞろぞろと皆出ていって1人になった……この状況じゃ教室戻りづらい……我ながら身体の強度は高いけど痣はたくさん出来て痛いし、もういっそまた保健室行ってみようかな?

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