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32 連休2/蒼空と学園外の街デート1
閉鎖されたような学園から20分くらい走って徐々に住宅街が見えてきた、
着いたのは確かに都会寄りな町だった。
ここは五大都市ではないけど海もすぐ近くにあるし、おしゃれな街並みだった
蒼空が言うにはこの県ではここが一番繁栄していて不便はないくらい何でもあるそうだけど…そんな事より………
「ねぇ…腕組むのやめない?」
「えー!いいじゃん!
LGBT当たり前のイイ時代になったんだから恥ずかしがることないだろ?周り見なよ?
あっちのオジさん達やそっちも大学生くらいのカップルもみーんな手を繋いだりくっ付いて歩いてんだぜ?」
「そうだけど……俺らは恋人じゃないじゃん」
そう言った瞬間蒼空は表情が暗くなって腕を離した……
またやっちゃった……
「あっ!ごめん蒼空の事はもちろん……」
慌ててフォローしようとしたら
「翔馬は……るいが好きなの?」
「それは…………」
いきなりそう問われて何故か違うと即答出来なかった……
瑠唯人は……
「一般生徒ならまだいいけど
るいは……アイツと生徒会だけは絶対ダメ!」
「蒼空……俺もまだ分からないんだ……今までさぁ恋なんかしたことないし、まだ来てから日も浅いし、今言えるのは瑠唯人も蒼空も彰や蓮ちゃんも好きだよ?
エッチもしちゃったけど友人として皆好き。
だけど恋愛としては……まだ誰と付き合うとかは分からない……ちゃんと好きになった人に告白してからがいいんだ……ごめんね蒼空」
納得な答えになってるかは分からないけど、実際誰と付き合いたいとかはまだ分からない……
ただ可愛いとか興奮とかドキドキしたりはするし、性欲だって人間なんだし当然ある
「フフッ、やっぱり翔馬カッコいいな!
そういうとこに皆惹かれてくんだぜ?」
「こんなのカッコいいのかな?」
「謙虚で素直で優しくて頼もしい奴、顔や身体は良くても翔馬みたいないい奴学園ではそうはいないしなぁ……とりあえず俺にもチャンスはあるみたいだし、アピールしてお前から大好きと言わしてやるよ、へッへッへッ」
ニヤけ方がなんか……
「アハハ……まぁ頑張って?」
「んだよそれ……よしっ早速デートして愛を深めような?」
そう言ってまた腕を組んできた
「ハイハイ俺初めてだから案内よろしくー」
「お任せあれっ!じゃあ行くよー」
こうして俺達の初デート?が始まった?
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