冬以来だ……パパ達が出迎えてくれた 瑠唯はムクれてたけどやっぱり彼が来てた。 瑠唯人をスイスに連れてく為だね ずっと一緒に連れていきたかったと言ってたし、瑠唯も晃樹君を昔から大好きで離ればなれになってからいつも寂しがってた。 グレたのはそれが一番の要因で、だから自棄になってチンピラ達に付き合ったり、最近は逆らう事ばかり それに僕の翔ちゃんにまで手を出した…… でも瑠唯は寂しさ埋める為に翔ちゃんを利用してるだけ…… 鈍感で馬鹿な翔ちゃんは優しさから瑠唯に心開いてしまって僕より瑠唯に惹かれてる…… スイスに行ってくれたら瑠唯は二度と翔ちゃんには会えない、アハハハ 翔ちゃんも諦めて僕を選んでくれる まぁ問題は瑠唯が行くかどうかだ 僕と玲央みたいに 瑠唯と晃樹君も小さい時から両思いだし、今でも気持ちがあるのも分かってる けど今の瑠唯は滅多に心を開かないのに翔ちゃんには簡単に心も身体も許して今では執着してて…… いくら晃樹君の頼みでも翔ちゃんに気がある内は留学を躊躇うかもしれない…… ちなみに僕を呼んだのは玲央の仕業だね どうせ連休中、翔ちゃんから離して自分と一緒に居させる為パパ達に頼んで連れ出したんだと思う ホントあのクズ男ムカつく！ 僕はとっくにあんな奴………… 《俺はお前を世界一愛してる、それだけは誓って言えるぜ瑠加》 確かにまだ身体の関係は続いてるし、気持ちが歪む時もある…… けど学園戻ったら翔ちゃんに僕の全てを打ち明ける、そうしたやっとフフッ シャワー浴びた後ローブ1枚で出たら 「よぉ待たせたな瑠加、」 玲央も既に着いてたみたい ベッドに座り込んで待ち構えてた 「別に待ってないし、瑠唯だけで良かった筈なのに僕まで呼んだのはどうせお前だろ？」 ニヤケた顔が余計腹立つ 「別に良いだろ？ 未来の夫として俺はご両親に会いに来たんだ。 お前や最近は瑠唯人もか？ いくらお前らがお気に入りでも高坂翔馬は歓迎されねぇ事くらい分かるよな？」 そんな事関係ないし、どうでもいいさ 「そうとも言えないかもよ？」 「フッ！良い事教えてやるよ、 アイツは今日蒼空とデートしてるそうだぜ？」 蒼空って玲央のオナホペットだ アイツは玲央に忠実だし、気になる 「なんで分かるの？」 「蒼空もな奴に気があるみてぇたから応援してやっだけだ。 高坂も満更でもなさそうだし、付き合うのも時間の問題かもな？」 「いいの？ 一番お気に入りのペット取られても？」 「フッ！アイツは所詮ペットだ。 だが仮に付き合っても邪魔してやるさ……ククク だがお前ら兄弟は別だ。 俺はな瑠唯と瑠樹も可愛い 将来はお前ら全員養って暮らせりゃいいんだ。 要は一夫多妻って奴だ。 だからいい加減お遊びはやめてもう忘れろ！ お前には俺が居れば良いだろ瑠加？」 どうでもいい 野口蒼空……許さない許さない許さない！ 玲央の汚らしい肉便器の分際で僕が居な い間に翔馬に手を出してるなんて！ 「遊びじゃない！僕は本気だ！ もうお前とは別れると言った筈だ！ 翔馬は僕の物なんだ…… ほしいなら代わりに瑠唯でも瑠樹でもあげるよ でも瑠唯は晃樹君とスイスに行くからどうだろうね？」 「晃樹も俺は嫌いだ、瑠唯をスイスなんか行かさねぇ！仮に行くと言うなら高坂の事もバラしてやるさ、お前も晃樹に知られてややこしくしたくねぇだろ？ 晃樹に諦めて帰すのが得策だ。 俺は瑠唯を残す為、お前は高坂の為に協力し合おうぜ？」 確かに……晃樹君一族の力は大きいし、裏では海外マフィアにも絡んでる噂もある、それに彼自身瑠唯への独占欲が強いし、あの理事長様の孫でも翔ちゃんに危害が起こる危険性が高いのは事実だね…… 理由はどうあれ翔ちゃんの為にここは…… 「分かった、でもちゃんと協力しろよ？裏切るような事したら2度と口聞かないから」 「心配すんな、高坂は気に食わねぇが瑠唯を側におく為だ、だが協力のご褒美先にくれよ瑠加……」チュッ！ そう来ると思った、瑠唯は外国に追いやりたいけど、晃樹君に翔馬を紹介するには、まず彼も逆らわないパパ達に紹介して気に入ってもらわないといけない 玲央は少なくとも大抵は僕に逆らわない 今は我慢してあげる ごめんね、翔ちゃん、でも野口蒼空と浮気してる翔ちゃんも帰ったらお仕置きだからね？ 「フフッ分かった、今日は特別だよ玲央」 チュッ！ 玲央ら僕のローブをそっと脱がして玲央を脱ぎだし、キスをしながらベッドに押し倒された 「毎日見ても瑠加は綺麗で飽きねぇな、 おっ今日は開いてるな！湿ってるぜ？ 気持ちよくしてるからな？」 「アンッ！れ・お……優しくだよ？」 玲央のたまに見せる優しい笑顔は反則だよ ドキッとしちゃうんだから………… それから夕食前までおもいっきり抱かれちゃった