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47.2/《西千秋視点》

「分かりました、考えておきます」 そう言って僕らはそれぞれ歩きだした ついニヤケてしまったが、 あの高坂翔馬…… 対面したのは初めてだったけど聞いてた情報とは違ったかなり印象だった 最初名前を聞いて驚いた すぐキレやすく暴力も震ったりと編入早々トラブルばかり起こしてる粗暴な奴と思っていた だが話す時の目は今の生徒会や学園に対して純粋に間違いだとしっかり否定していた 見た目も少し地味なくらいで教室で大暴れしたようには思えなかった だからと言って他の生徒達と違って恐れてなかった様子だった 何も知らない無知か余程のバカなのか? それともあの芹澤達の仲間か? それとも僕らの同志か…… いずれにしろ高坂翔馬はまだ何者なのか、 なぜ編入出来たのかそこまで調べられなかった 何かありそうだが悪い奴には見えない もう少し様子を見てみるが、もしかしたら風紀委員向きな奴かもしれない 「また会おう高坂くん……」 反対側を走っている彼の後ろ姿を見てみて小声でつぶやいた

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