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4.大きい男①
気が付くとマキニヴァの家だった。意識はもっと早くに戻っている。森から自分の足で歩いて帰ってきた。ショックでシャットダウンされていた自我がついさっきようやく再起動したのだ。どうやらベッドで寝ていたらしい。朝だか夕だか、外は薄暗い。
狩りは最悪な形で失敗した。これで名実共にタシュアプケだ。諦めて現実を受け入れて心が軽くなったせいだろう。勃起している。朝勃ちってやつだ。この世界に来てから不安で性欲が減退していた。朝もずっと元気がなかったのに、今日は久し振りにびんびんに大きくなっている。どうせ役に立たないんだから起きなくていいのに。そう考えたら笑ってしまった。その声は部屋の外にいたマキニヴァの耳に届いた。
「アキオ? 起きたの?」
「おはようマキニヴァ」
呆けっぱなしの秋生のことを心配したマキニヴァは、森から帰ってからずっと仕事を休んで家に居た。笑顔の秋生を見てほっとした表情を浮かべる。が、股間の様子に気付くと俄かに顔色を変えた。
次の瞬間には馬乗りにされていた。上半身を起こしていた秋生はまた寝かされてしまった。ゆっくりと下りてくる唇を受け止める。抵抗しようという気は起らなかった。この世界にいる以上いずれ誰かにやられる日がくる。だったら知らない奴に力尽くで犯されるよりマキニヴァに抱いてもらった方がいい。
「アキオ、初めて見たときから好きだった」
「そうか」
まあそうだろうなと思った。いくらいい奴でも下心なしでここまで親切にできないだろう。マキニヴァは露わにした秋生の男根を撫でさすり、根元から先端にかけてちゅっちゅとキスをした。
「ああ、アキオの・・・・・ずっと触ってみたかったんだ・・・・・はあ、もう我慢できない。アキオとつながりたい」
「急には無理だよ。ちょっと待ってマキニヴァ、せめて準備を」
「準備ならもうできてる。挿 れるね・・・」
「や、あの、マキニヴァ? あ、ちょ、あ、あ・・・!」
マキニヴァの尻に秋生の男根が呑み込まれた。
「ああんっ、思ってたよりおっきい! すごいアキオのおちんぽ気持ちい! こんなの知ったらもう戻れない!」
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