10 / 17

4.大きい男②

   秋生は、騎乗位で上下するマキニヴァの股間に目が釘付けになった。マキニヴァのマキニヴァはとってもかわいらしかった。秋生が片手で握ればすっぽり隠れるサイズだ。身体がデカいだけに余計に小・・・控えめに見える。  呆気に取られている間にマキニヴァが射精した。腹に精液をかけられたが不思議と嫌悪感はない。かわいい子供ちんこだからだろうか。マキニヴァは一旦中から秋生を抜いて、仰向けになって脚を広げた。 「お願いアキオ、その大きいものを俺にちょうだい・・・」  言われた通りに秋生は腰を動かした。最初は自分が挿れる側だったことに驚いた。それからマキニヴァのサイズに驚いて、尻穴だけで射精されたことに驚いた。今は自分の男根が衰えないことに驚いている。実際かなり気持ちがいい。物理的な刺激はもとより、この屈強で頼れる男を征服しているという快感。  この日を境に秋生の(たが)が外れた。二人で家にいるときはセックスばかりした。玄関でも台所でも風呂場でも、マキニヴァが非番の日は朝から晩まで。挿入すると必ず「大きい大きい」と言って喜ぶ。秋生のサイズは普通だ。だがマキニヴァもこの世界では標準サイズだった。通りをのしのし歩くあいつも、偉そうにふんぞり返っているあいつも、みんなお子様サイズだと思うと世界が違って見えてくるから面白い。  マキニヴァがタシュアプケなのは元から同性愛者なだけだった。彼の理想の小柄で華奢な男と出会うためこの街に住んでいた。しかし理想の王子さまはなかなか現れず、もうどこか他所に引っ越そうかと思っていた矢先に秋生と出会った。理想を絵に描いたような秋生。これ幸いと家に連れて帰った。自制心に自信がなくて個室を与えた。部屋を分けた方が自慰もしやすい。  秋生がその股間に凶悪なものをぶら下げていると気付いたのは強姦未遂事件のときだ。始めから組み敷かれる側だった妄想が加速する。あの逞しいモノで貫かれたい。いつその時がきてもいいように、マキニヴァはこっそりと準備を進めていた。実物の秋生は熱くて硬くて大きかった。純情だったマキニヴァは巨根の快感に狂わされて、すっかり淫乱な性奴隷と化してしまった。

ともだちにシェアしよう!