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第24話 今夜も注がれて
「ティル」
「あ、アイルたんっ」
寝巻に着替えた俺は、早速とばかりにアイルたんに背中から強襲されていた。
「今夜はバックにしようか。今夜も思う存分、ティルをむしゃぶりつくしたい」
む、むしゃぶりつくすってっ!
えっと、その。昨夜たくさんやったし、昨夜よりは大丈夫だよね?
「早速、咥えて……?」
「ひゃっ」
アイルたんの柔らかい唇が情熱的に首筋に吸い付き、そし昨晩掘削された蕾にその巨棒が押し当てられる。
「あっ。ほ、解して、からぁっ」
「……待ちきれないっ」
そう言いながらっも、ぐにぐにと押し付けていたそれを蕾から外し、そして指をぬぷりとナカに挿し込んでくる。
「ひっ、あっ」
「指だけでも、こんなに気持ちいい。だから挿入りたくてしょうがないんだ」
指でくにくにと解しつつも、耳に唇を押し当て妖艶に囁いてくる。
「あっ、うっ。その、俺もアイルたんの、好き、だけど」
でもさすがにすぐには挿入らないし。
「そんなことを言われたら、更に我慢できなくなる」
アイルたんの指が、突如奥へと突き刺さった。
「ひああぁぁぁ―――っ」
そしてナカをまさぐる指が2本に増え、抜き挿ししながらナカを搔き乱される。
「あぁっ、もう少しだ」
「あ‶ァ――――――ッッ」
3本目が滾る肉欲を抑えきれないと訴えるようにナカに挿入り込んできて、思わず絶叫する。
「んっ、そろそろ、挿れようか」
「あ、うっ、うんっ」
また、あの快感が押し寄せてくるんだ。何だか恐いような、でもドキドキしてしまう。
再びカチコチな先っぽが押し当てられ、解された蕾がぢゅぷりと呑み込んでいく。
ぎちぎちと蜜壺を押し拡げながら、前立腺を圧迫しつつ掘り進んでくるアイルたんの巨根に、悶絶しながらも絶え間なく与えられる快感にただただ嬌声をあげ続ける。
本能的に逃れようと体が動くと、すかさずアイルたんが背中に覆いかぶさってくる。両手首を掴まれ、そして首筋にアイルたんの顔をうずめられ、押し寄せる快楽に逃れることもできずに身を委ねる。
「逃げるな、ティル。もっと……興奮してしまうから」
「あ、あぅっ」
本能で体が動いてしまうが、それでも同時に逃がさないでほしいと願ってしまう。脳裏にチカチカと星が舞い、唇から涎を垂らしながらも、アイルたんに強く体を拘束されている以上は与えられる快感に身を委ねるしかない。
「んっ。そろそろ奥に……突き刺すっ」
「あひっ」
待っていたあの快感がやってくる。
「あ、ほ、ほしぃっ」
「ティル……あぁ、嬉しい。今夜も、止まらなくなりそう」
「んぁっ、もっと、たく、さんっ」
「ティル。あぁ、ティル……っ」
興奮したようにアイルたんが俺の項に唇を擦り付けながら、滾る雄根を押し込んでくる。
―――そして。
「ひああぁぁぁぁ――――――っっ」
容赦なく最奥を貫いたその巨棒に思わず絶叫する。ぎちぎちと蜜壺を圧迫し、そしてとめどない快感をもたらすそれが俺のナカに挿入っている。
「んっ、早速、動くぞ」
「あ、あ、あぅっ」
なじむまで、待つべきだろうか。でも、今はとにかく欲しい。もっともっとめちゃくちゃにして欲しい。段々とそんな肉欲に支配されていくようで。
少しずつ動き出すアイルたんの巨棒が次第にナカで暴れだす。
「あっ、あぅっ」
小さく抜き挿しを繰り返していた巨棒が段々と抜き差しする感覚を広げていく。
「あっ、ティルっっ!そんなに吸い付いてっ」
激しく、何度も何度も最奥を貫きながら、アイルたんの肌が激しくお尻に打ち付けられる。
アイルたんの太く長い雄根に貫かれる度、痺れるような衝撃が襲い掛かる。
「あぁっ、気持ちいぃっ!そろそろだ……!」
そしねひと際激しい突きと共に、全身が痙攣するような快感に支配される。
「あ……射精るっ」
ぎちぎちに押し込まれたその雄根が、更に食欲を増したかのように膨らむ。
「あ、アァッ」
そして、勢いよく注がれるその汁を身をよじらせながら呑み込んでいく。
下腹部のがじんわりと温まっていくのと同時に、背中に強く押し付けられるアイルたんの肌の感触、首筋に吸い付く柔らかい唇。
「もっと。ティル。もっと、注ぐぞ」
「あ、ま、まだ?」
この調子じゃ、また聖魔力をごっそりと持って行かれそうな気がしてならない。
「嫌か?」
「そん、な。ほ、欲しい」
「ん、まだまだ、射精したりない。もっと、もっとティルを俺で満たしたい」
「ひぁ、ァ」
そんな風に甘えるように首筋に吸い付かれたら……
奥に押し付けられたら……
ーー断れるわけもない。
「まだ、もっと……ちょ、ちょ、だぃ」
「ん、そうだな」
そう言うとアイルたんの雄根が再び俺のナカを搔き乱し、そして興奮したように何度も何度も、今夜もありったけの愛を注がれて、聖魔力を搾り取られるのであった。
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