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第47話 帰国の翌朝

―――グラディウス帝国後宮内 「んっ、ティル」 「あ、アイルたんったら、朝からなんてっ」 予定外の長期滞在を終え、グラディウス帝国に帰国してから一晩。昨夜は疲れたからと燃え尽き、クロードにただいまを言った後は俺は風呂に入って即寝入ってしまったらしい。 一応アイルたんのためにおにぎりとみそ汁は作っておいた。クロードは自分たちの賄いは気にしなくていいと言ってくれたし、メイリンが帝都でテイクアウトを買ってきてくれたので4人で仲良く夜食を食べたらしい。 そのため、昨日はいつこっちに来たのかわからないものの、朝起きたら早速アイルたんの熱烈アタックを受けていたのだった。 いやー、確かに聖魔力は全回復してるけども。 「ティルのナカに、挿入りたい」 はぅあぁっ!! 「そ、そんなこと言われたらっ!」 断れるはずもないのだ。 「あうぅっ」 そしてアイルたんにちゅぷりと唇を愛撫されながらゆっくりと股を開かれる。 「ん、嬉しい。ティル」 俺も進んでアイルたんに身を任せたので、嬉しそうに微笑んだアイルたんが俺の首筋やら頬、耳などを愛撫しながら下も優しくかわいがる。 「ふ、あぁっ」 自分の肉棒を優しくさすられながら、同時にもう一方の手で蕾のナカを解されていく。馬車の中ではさすがに本番は遠慮したものの、途中の宿でもやったのだが。いつもの寝室の方が気兼ねなくできると言う安心感があるのか、アイルたんの指は優しくはあるもののいつもよりも情熱的である。 「今回は初めてのふたりでの遠出だったが、次はこっちも、やろうな」 「え、やるの!?ひぁあぁ~っ」 蕾のナカの敏感なところをコリコリと解されて、思わず嬌声が飛び出てしまう。 聖魔力が何か関係しているのか、俺の蕾はアイルたんの指によって搔き乱されてちゅぷちゅぷと淫乱な音を放ちながら濡れていく。 「慣れてくれば、そのうち挿れよう。あの馬車の快適さならば、問題ない」 まさかそのための、快適さっ!? 「それとも、あれでは不満か?」 「い、いぃえっ!十分です!いや、むしろ祖国のよりも乗り心地が良くって。あの技術、祖国に提供できないかな」 「それならば問題ない。此度、カレイド王国をも巻き込んだ詫びと、王太子夫妻の婚姻の祝いに我が国の最新技術を搭載した馬車を一式贈った」 な、なななっ!?最新技術を輸出していいの!?そして馬車一式をどどーんとプレゼントするとはっ!さすがは皇帝。やることがパネェ。石油王みたい!いや、石油王なら自家用ジェット機かな!?よくわからないから知らないけど!! 「最新技術なんて、いいの?」 「あぁ、カレイド王国国王からとても貴重なものを頂戴したのだ。それに比べれば安いものだ」 「え、なぁに?それって」 「ティルのアルバムコレクションだ」 え、何それ。何それ父上。俺そんなアルバムコレクションの存在、知らない!! てか、それが最新技術搭載の馬車の対価っていいのか、おいいぃぃっ!まぁ、ラピスが快適に馬車に乗れるようになるなら、いいかぁ。末弟のゼンも喜ぶだろうし、義母上も無理はできないからな。これで移動が少しでも楽になってもらえれば。 ずちゅっ 「ひぁんっ」 「ん、だいぶ解れたな」 満足気に笑むアイルたん。 ―――そして。 ボロンッ。 アイルたんの股から逞しく聳える巨棒が、俺の蕾に押し当てられる。 「ひあっ」 く、来るっ! 「ふふっ、そんなにも楽しみな表情を浮かべられたら、止められなくなりそうだ」 「そ、そんなんじゃっ!」 ない―――こともない~~~。 「ほら、ティル。ティルの好きな味だ」 「んあぁっ」 何度も何度も咥えたその肉棒の先っぽが、俺の蕾の入口を押し開いて挿入ってくる。 「ん、うぅんっ」 その感触に身をよじらせながらも、早く奥に来てくれないかどうかが待ち遠しい。 ずぶずぶっ 「ん、すっごい吸い付いてくる。締め付けもまるで処女のようだ」 「そ、そんなことっ」 「もちろん、俺のカタチをしっかり覚えてくれているようだが」 やっぱり、俺のナカ。アイルたんをしっかり喜ばせるようにうまく開発されているらしい。先ほど指でコかれて蕾から滲み出た液も含めて、俺の聖魔力は自動修復だけではなく、確実にアイルたん専用によりよく働くようになっている気がする。 いや、それはそれで喜ばしいことではあるのだけど。 「ん、あ……っ」 アイルたんに掘削されていく快感に身をよじらせる。アイルたんが俺の身体に覆いかぶさってきたかと思えば、唇から垂れた涎をぢゅるりと嘗めとられる。そして唇にむしゃぶりつかれながら、ずこずことアイルたんの雄根が俺のナカに挿入ってきた……っ。 「んん~~~っ、ぷはっ」 ようやく唇を解放されたかと思えば、激しく最奥を貫かれる。 「ひあぁぁ―――――っっ」 あぁ、挿入ってる。挿入ってしまった。俺のナカに、アイルたんの雄根が丸ごと。 「んっ、やはりティルのナカはいい。気持ちいぃ。吸い付いてきて、締め付けてきて、まるで俺を放したくないように甘えてくれる」 「ひ、あぁっ、あひぃ」 ごっごっとナカの感触を確かめるようにアイルたんが腰を動かせば。 「あっ」 それすらもナカの肉室を刺激して快感をもたらしてくる。 アイルたんが腰を左右に振りながら、まるで最奥に擦り付けるように堪能してくる。 「あ、あ、あひっ」 この気持ちよさに、誰が抗えようか。 「俺の子種が恋しかっただろう?」 「う、あぁあぅぅ」 「ん、早速動かそうか」 「ん~っ」 快楽で余すところなく満たされた肉室のナカを、いつものようにアイルたんが搔き乱してくる。しかし何故か今日はいつも以上に野性味を感じる?いいや、まさかそんな。 アイルたんは激しく俺のナカを搔き乱し、そして何度も何度も最奥を貫いてくる。その快感に喘ぎ声が止まらない。俺を貫きながら、アイルたんの唇が俺の頬を這い、耳を甘噛みし、そして首筋を歯を当てながら這わせていく。 な、何かっ、く、食われそうっ!いや、まさに性的に食われている最中だけどもっ! 「あぁ~、ティル。そろそろ……っ」 「んあ‶ぁ‶―――――っっ」 激しく最奥を貫かれ、更に奥へ食い込むように押し当てられたアイルたんの巨棒が、滾る欲情を膨らませるように、ぎちぎちと肉室を圧迫しながら膨らんでいく。 「ぁあ‶~~~っ」 気持ちよさそうな声を発しながら、アイルたんの巨棒の先っぽから熱々の汁が放たれる。 いつものように大量に注がれていく白濁汁が下腹部をじんわりと温め、そして俺の身体全体を包み込むようにアイルたんの腕に抱きしめられる。そしてその瞬間アイルたんの肉棒が更に奥にググっと突き刺さってきて思わず悶絶する。 「~~~~~~っ!?」 そしてアイルたんの巨棒は未だに俺のナカに居座っている。だがその快感が何より心地よいと感じてしまう。本当に、ナカまでアイルたん仕様に仕上がってしまった。 「ティルがいなくなって、心細かった」 アイルたんが俺の耳元でそう、囁く。 「でも、すぐ来てくれて嬉しかった」 「あぁ、だが、あの男がいなければ」 「いいのいいの。ルークは普段から食べてばっかなんだから、たまにはこき使って」 「ふふっ、そんなことを言えるのは、多分ティルだけだな」 「そうかなぁ」 ユーリにもできそう。てか、伝授を積極的にしようと思う。 「暫く、こうしていたい」 アイルたんったら、やっぱり寂しかったんだね。俺も、だけど。だからその寂しさが吹き飛ぶくらいに、俺はアイルたんの温もりを思いっきり抱き留めた。

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