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ネコの仕事※

明日からのことを考えると頭が痛い。 俺が貸した部屋着は彼には大きいらしく だいぶ余らせた袖を捲って ゲームに没頭している。 考えても明日は来るし 仕事はあるし 俺も風呂に入って休もう。 乾燥機まで終えた黒い服を彼に渡し、 俺は風呂に入る。 脱衣所がびしょ濡れだ。 もう、初日にして保護を放棄したい。 風呂から上がると、彼は ゲームに飽きたのかベッドに入っていた。 …、俺がソファで寝るのか… 家主の俺が??? いやまぁ、「ベッドで寝なよ」と勧めるつもりではいた。 「いや、僕はソファで」と断られて、ソファに布団を持っていく想像までしていた。 が、こうも堂々と俺のベッドを占領されると、怒りを超えて笑えてしまった。 彼を人間だと思わない方がいい。 そう、俺は猫を保護したのだ。 ベッドの前で立ち尽くす俺に ネコヤはベッドをポンポンして言う。 「遠田さんも入りなよ。あっためておいた!」 「え?」 シングルベッドに男2人? しかも今日知り合った他人と? 断って、ソファで寝る旨を伝えたところ 1人じゃ寂しくて寝られないと 涙目で訴えられたので またも良心が痛んで「失礼します」と 横に入らせてもらった。 失礼してるのはネコヤなのに。 「遠田さんあったかーい」 そう言いながらすり寄るネコヤは 本当に猫を彷彿とさせる。 そういえば実家で飼ってた黒猫に 少し似ている気もする。 基本、全然人に懐かないのに 俺にだけは甘えてきたアイツに。 色々あって疲れたのか、 それとも隣のネコヤの体温が心地よかったのか 俺はすんなりと眠りについてしまった。 なんだかふわふわして温かくて 気持ちのいい夢を見てるようだ。 ゆっくりと心地のいい眠りから 意識が覚醒しかける。 と、同時にベッドが揺れていることに 気がついた。地震か!? 驚いて目を開けて体を起こしかけると 俺の上にネコヤがいて 跳ねていることに気がついた。 「え???」 「んふっ、ンッ…、起きた?」 わけがわからない。 ネコヤが俺の上で腰を振っている。 俺の昂りがネコヤの中に入っているように見えるのだが…? 気づくと同時に、昂りが 熱いうねりに締め付けられている感覚と 快感が脳を貫く。 「うあっ…、なんだこれ」 「えへ、遠田さんが朝立ちしてたから、挿れちゃった。ね、きもちい?」 ネコヤが恍惚とした表情で 俺の上で跳ねながら聞いてくる。 目を覚ますと、昨日保護したはずの猫が 俺の上で騎乗位をかましていた…

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