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ネコの仕事2※
「あっ、きもちい。遠田さんの、奥まで来てるよ?わかる?」
喘ぎながら、ネコヤがぎゅうぎゅう締め付けてくる。
久々の感覚に脳が焼き切れそうだ。
「ネコヤくん、もう、出るからっ」
男とはいえ、中出しはまずいと思って
細い腰をどかそうと踠くも、
「だめ」と腕を払われる。
本当にもう、限界だ。
思わず出してしまった。
「アッ…、遠田さんの俺の中に出てる」
またも恍惚とした表情で俺を見る。
出た後も、中をキュンキュンさせて
搾り取ろうとしてくる。
事が終わると、ネコヤはゆっくりと
俺の上からどいた。
「ちょっと待って、何が起きてる?」
刺激的すぎる朝を迎えたせいで
息を切らしたまま、
まだ恍惚とした顔のネコヤに聞く。
「ん?なんか、勃ってる遠田さん見てたら、ムラムラしてきてチンチン借りただけだよ」
「いや、全然わからない」
「僕たち、めっちゃ相性良かったよね。魂の番かも」
「たま…、え??」
猫っていうか宇宙人か?こいつ…
まるで何を言ってるのか分からない。
「僕ね、彼氏と同棲が決まる前は、ゲイ向けの風俗してたの。上手いでしょ?同棲を機に辞めてって言われたから辞めたのに、こんなのないよね。無職になったんだよ。だから、泊めてくれるお礼として、どうかな?」
「結構です」
イカれてる。
早くこんな男、追い出さないと。
こんなやつを家に置いて
仕事に行くのは気が引けたけど
休むわけにはいかない。
盗られたら困るものをカバンに詰め
部屋を荒らさないようにと言って
俺は家を出た。
俺は自分の部屋が好きだった。
仕事もそこそこに切り上げて
毎日定時で帰るほど。
それがこれからは保護した男が
何をしでかすか心配で
早く帰宅したくなるとは思わなかった。
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