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不安
でも、僕にできることって
一体なんなんだろう。
遠田さんが会社に行くのを見送って
家事をして、遠田さんの帰りを出迎えて
一緒に寝る。
そんな生活が1週間…
専業主婦といえばいいのかもしれないけど
別に家事が得意なわけじゃないし
遠田さんの奥さんってわけでもない。
だから現状にとても焦る。
その焦りのせいで、
メンヘラ行為が加速している。
毎秒ライン送っちゃうし
遠田さんに好きって言わせようとして
そんな気ないから言うわけないんだけど
言ってもらえなくて八つ当たりしたり…
このままじゃまずい。
1週間、何もなかったし
とりあえず働かないと…
散々悩んだ末、風俗時代の唯一の
友達にラインで相談したら
「ネコヤが辞めてから俺もお店変えちゃったけど、今のお店でよければ紹介する」
と返事が来た。
風俗か…
遠田さんはあまりそこでは
働いてほしくないだろうな。
でも、もはや僕にできる仕事って
それくらいしかないんじゃ…
友達曰く、前の店は
挿入は暗黙の了解だったけど
いまのお店は禁止らしくて
客層もいいから本番をしなくても
お客さんがついてくれるとのこと。
本番禁止なら、いいのでは…?
不安感に押しつぶされそうだった僕は
思わず「紹介して」と返していた。
その後、すぐに面接に関しての
詳細が届いた。
その日のその時間なら
遠田さんは仕事中だ。
遠田さんに伝えるか悩んだけど
言い出せずついには面接日が来てしまった。
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