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好きにしてとは言ったけど※

いいよ、というや否や、 遠田さんは僕の着ている服を 捲り上げた。 「…可愛い」 恥ずかしさで顔を覆っていると そっと腕を掴まれて 胸の頂を啄まれた。 「あっ…」 待ち望んでいた刺激に腰が跳ねる。 遠田さんの熱い舌が僕の胸の飾りを 刺激するたびに腰が痺れる。 久々だからか、もうそこだけでイキそう。 「待って、遠田さっ…、んんっ」 「待っては無理って言ったよな」 「そ…、だけど、イっちゃ…う、やだぁ」 なんとか体を捩ってそらそうとするけど 全然効果がない。 むしろその刺激で下の方も反応してる。 遠田さんは僕と目を合わせると ふっと笑ってズボンごとパンツを下ろした。 立ち上がった僕のそこが勢いよく出て来る。 その刺激で射精してしまった。 「やぁっ…」 遠田さんとしていない間、抜くこともしてなかったそこは嬉しそうにビクビクとイった余韻に浸っていた。 遠田さんは服すら脱いでないし、 僕の底にも触れてないのに… あまりに早い吐精に僕は恥ずかしさで涙ぐむ。 「八尋は本当に可愛いな。こんな姿を他の男に晒してたかと思うと、腹が立つ」 そんなふうにストレートに言われて さらに恥ずかしさで泣きそう。 「見ないで…。性欲強くてごめんなさい…」 「どうして?俺にだけだったら見せても構わない。八尋がそうじゃなかったら、今頃、俺は八尋と付き合ってないと思うから、そのままでいい。 ただ、俺だけにしてくれ」 嬉しくて泣きそうだ。 言葉が出なくて、必死に僕は頭を縦に振った。 「じゃあ、こっちも触るな」 そう言って遠田さんは大きい手で 少し力をなくした僕のを掴む。 「あっ…、気持ちい…」 自分でも恥ずかしくなるくらい うっとりとした声が出てしまった。 でも、僕も遠田さんに触りたい。 それで、そう言ったけど 「遠田さんの好きにしろって言っただろ」と言われて、好き放題に体をいじられた。 全部が気持ちよくてもう何も考えられない。 「も、やだぁ…、挿れてぇ」 最後の方は泣きながら懇願することになった。 遠田さんは笑って僕の頰にキスをすると 自分もズボンを下ろした。

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