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「ああっ…ヤバいってばぁ…」 「はッ…雪緒っ…絞め過ぎだ…!」 キスで誘う雪緒の身体を押し倒し、迷う事なく足を割り開く。 男相手に、初めてコトに及ぼうってのに。 雪緒に理性を奪われた俺は、完勃ちした自身の凶器を。雪緒の蕾へ…抵抗も無く突き立てる。 いきなり根元まで串刺しにされ、雪緒の身体がビクビクと跳ね上がる。と…痙攣する雪緒の性器からは、勢い良く白濁が飛び散った。 そんな淫らな姿に当てられ、俺はすぐさま腰を動かす。 初っぱなからがっつき過ぎだとは、解っていたが… 揺さぶる度に発せられる、雪緒の艶っぽい喘ぎを聞かされたら。 もう…止まる事なんて出来なかった。 「あんッ…気持ちイイッ…よ…!」 苦しくないかという不安も、多少抱きはしたが…。 俺がガツガツと攻める度、雪緒が歓喜の悲鳴で応えたので…遠慮なく貪る。 雪緒は顔こそ綺麗で、女に見えなくもなかったが。細くても筋肉質な身体。ふくよかな感触もない…れっきとした男そのものであって。 なのに全く気にならないどころか、俺の性欲を充分に掻き立ててくれるから凄い。 だからと言って、俺が完全なゲイになったとは思わないが…それもこれも、 「ああっ…好き、大好きっ…!」 「ッ…俺もだよ、雪緒…」 雪緒に惚れてしまったからこそ、なんだろうな。 「ンッ、ンんッ…そこっ、イッ…」 「ココ、か…?」 「ソコッ…もっと奥まで突いて…」 外見の割りに健気で真面目で。 意外と臆病なクセに…セックスとなれば、本来の淫らな生き物へと豹変する。 出会いなんてホント偶然だったってのに。 知れば知るほど俺は、コイツに魅せられ狂わされて。 「はッ…雪緒、雪緒ッ…」 「智さっ…ああっ…!」 溺れたい、そんな衝動にさえ駆られていた。 今までこんな貪欲になった事、なかったんだけどな…。 「も、ヤバいよッ…」 真冬に暖房も入れてないような部屋の中で。 汗を流し、身体から湯気を(くゆ)らせ…初めて交わるソレに、我を失い食らい付く。 端から全力疾走。興奮も相成り、快感は軒並み急上昇して…。 俺も雪緒も限界がチカチカと…過り始めているのが判った。 「智久さっ、」 「んッ…?」 呼ばれて顔を見やれば、色気たっぷりな瞳に捕まり… 「中に出してよッ…智久さんの、せーしっ…」 全部欲しいなんて…可愛くねだられたなら。 断る理由なんか、先ず見当たらなかった。 「ああ…」 くれてやるよと、俺も大概ヤらしい顔で応え。 ピストンを更に強くする。 「ああっ…ヤダッ…イッちゃう!」 喘ぐ雪緒の入口が一際引き締まり、ギュッと俺の雄を戒めたなら。 「雪緒ッ…雪緒ッ…!」 「智さ…─────あアッ…!!」 俺の中心はドクリと熱を解き放ち。 ありったけの子種を雪緒の中へと、惜しげもなく注ぎ込んで… 雪緒のソレもまた同様の欲を、撒き散らしていた。

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