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第73話 火属性の魔物討伐 3~4日 研究 ーアリージャー

もう、神子様マジでムカつく。 抱かせなかった事をいつまでも根に持ってネチネチと意地悪して! オークト様を誘惑しようとすると必ず邪魔してくる。 なんとかしていじめて返してやりたいな。 「うーん…あれ?」  昨日はオークト様と貸し切りだったこのテント、今日は勇者3人で寝るって聞いていたはずなのにサオマ様が医療テントから出てこない。 神子様は専用のゴージャスなテントで寝ている。 神子様と寝る場所が別々で良かった。 これ以上オークト様との仲を邪魔されたくないもん。 オークト様はお金持ちだし、身体の相性も良いから、恋人になったら、もーバラ色の人生しかないじゃん。 くふふ💗チャンスはいかさないとね💗 サオマ様が帰ってくる前にオークト様のベッドに潜り込もうっと💗 仕切りのカーテンをそーっと開けたら、まだ起きていてノートを書いている。 「オークト様、何しているの?」 「アリージャさん、起こしてしまいましたか?すみません。今日の出来事をまとめていました。」 「まとめるって何?」 「これは私が気づいたことや発見したことを忘れないうちに、こうして記録を残して知識を次世代につなぐための研究ノートです」 「ふーん」   💡 「ねえねえ、オークト様、質問なんだけど、神子様が儀式をすると一日加護が弱くなるから、今日は特別に討伐お休みなんですよね?」 「え、ええ、そ、そうですね」 「だから俺達も便乗してH出来たんですよね?」 「…そう…です…」 顔真っ赤で思い出したのかな? 可愛い💗 「神子様とするとパーティーの防御が下がるんですよね?」 「………は、はい」 「じゃあ、神子様はしないで、勇者二人がHした場合は防御下がるのかな?」 「!!」 「これって大事じゃない? だってバンテール様が抑えきかなくて討伐中にサオマ様を襲っちゃった場合困るじゃん」 「確かに」 「だから💗弱い魔物のうちに俺とオークト様でヤッて調べてみようよーー💗」 「えっ!!リスクが大きすぎます」 「大丈夫だよ💗パワーダウンするのは俺とオークト様だけなんでしょ?メイン戦力は強いままなら大丈夫だよ。それに次の魔物は戦闘力が低いだから、研究にはもってこいじゃない。ね?しようよ💗」 「なるほど、試すにはちょうど良いタイミングということですね」 「オークト様、ヤル?ヤル?ねーえ、やろうよー💗」 「良いでしょう。実験してみましょう」 「やったぁ💗」 俺達はテントの中でたっぷり愛しあった💗 * * *   翌日エリア3の討伐はセプター様が大活躍で、エリア2で死にかけたのが嘘のように、ほとんど一人でエリア3を制圧してしまった。 凄いこれが神子様の加護の力なんだ。 なんでバンテール様は拒否してたんだろ? へんなの。 いっぱいHしたのに俺とオークト様もパワーダウンはしなかった。 その日の夜、テンション高いオークト様が俺のベッドにやって来た💗 やった💗 誘いに行こうかと思ってたけど来てくれた💗 嬉しい💗 「有難うございます。アリージャさん。面白い結果が出ました。勇者同士では防御力が下がらない。攻撃力も神子様の加護を受けたままでした」 「良かったぁ💗」 「面白い提案を有難うございました。明日も早いですから寝ましょう」 「うん💗 うん💗」 「おやすみなさい」 オークト様は自分のベッドに入ると俺に背を向けて眠ってしまった。 え……… えええっ!! 「オークト様っ!!」 「は、はい。な、なんですかアリージャさん」 「俺と寝ないの?!」 「??? はい、研究は終わりましたから、もう必要ありません。ではおやすみなさい」 はああっ?! どーゆーことだよっ!! 昨夜、俺を夢中で抱いていたくせにーーっ!! あ……… ははーん。 オークト様は照れ屋で誘い方がわからないのかも💗 『研究』って口実を作ってあげればHできるんだよね💗 ううーーーーん。 でも、抱いてもらえる研究なんて何があるかな??? いつも使わない頭を使って作戦を考えているうちに俺は眠ってしまった。    

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