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第74話 火属性の魔物討伐 4~7日 戦いの英気を養う ※ ーアリージャー
どこからか揉めている話し声に目が覚めた。
防音テントなのにおかしいな………外じゃなくて中からかぁ…迷惑だなぁ。
「…な……頼む、リ……お前を抱きたい」
「駄目に決まっているだろう。魔法学園に帰ったら抱いていいと何度も言っているじゃないか。それまではキスで我慢してくれ」
あー、サオマ様とバンテール様かぁ。
治療が終わったバンテール様が加わり、今夜から勇者4人でこのテントで寝ることになったけど……夜中にうるさいなぁ。
目が覚めちゃったじゃん。
どこで揉めてるかと様子を見に行くと声はサオマ様のベッドの方から聞こえる。
「お前が欲しくて我慢できないんだ」
「あ💙…だ💙…ダメだって、明日討伐できなくなる…んんん💙」
仕切りを少し開けて中を覗いてみると……
あはは…もう下脱がされて抱きしめられて逃げられない状態になってる………ん? なんだ後ろに指2本入っちゃってんじゃん。
抵抗しているけど、これは落ちるの時間の問題かなー。
「チュッ💜 1回だけならいいだろ。大丈夫だから…多分」
「ばっ…何を…あ、根拠に………あああん💙」
サオマ様の中に3本目が入った💗
あーぐちゃぐちゃのトロトロで身体はもういつでもOKって言ってる。
いーなー、俺もオークト様にあれくらい求められたいなー。
「出来ますよ。1回だけではなく何度も」
急にかけられた声にバンテール様とサオマ様だけじゃなく俺も固まった。
「オークト様っっ!! 起きてたのっ??」
「これだけうるさければ起きますよ」
「オークト様っ、リ…抱いても討伐に支障は出ないんですか?!」
「はい、アリージャさんと実験済みです。昨日、しましたが今日の討伐に影響は出ませんでした」
嬉しそうに喜ぶバンテール様と青い顔してイヤイヤしているサオマ様。
なんで?いや?バンテール様の事、好きなんでしょ?
抱いてもらえばいいじゃん。
「バンテール様、貴方のは少し大きいので激しく抱くのはやめて下さい。彼が戦えないと明日の討伐に支障がでます」
「………善処する」
あー、なるほどね。それがイヤイヤの理由なんだ。
「お願いしましたよ」
「オークト様、話が違います。俺は…んんーー💙」
「チュチュッ💜 はあっ、優しく抱くように努力する。チュチュッ💜」
バンテール様は許可をもらうために顔や首に流れるようにキスをしまくる。
「駄目っ💙セプターっ💙駄目っ💙………」
「チュチュッ💜お前が欲しいっ、チュッ💜」
「だ…駄目っ、んああああああーーーー💙」
言ってる傍からいきなり突っ込んでるじゃん、まあ、さっき指で拡げてたから大丈夫だと思うけど。
「っ💙あーっ💙駄目ぇっ💙あん💙あん💙あん💙あん💙あん💙あん💙ああああああ💙」
我慢させた反動かな? 突き上げが激しすぎてサオマ様言葉になってない。
バンテール様が薬が効きにくいって本当なんだな。
サオマ様の制止が全然効かなかったもんね。
いつまでも見ててもしょうがないので自分のベッドに戻ることにした。
はあ、身体が大変だとしても抱いてもらえるだけサオマ様は良いよ。
俺なんか……
恨めしそうに横を見ればオークト様がもじもじしている。
あ💗二人にまた当てられてんの? やった💗💗
早く俺を誘ってよ💗
あ!
さっき俺を拒否したから誘いづらいんだ………それなら💗
「オークト様💗 俺、勇者4人全員がHしたら、討伐にどう影響するか実験してみたいな💗オークト様はどうなるか知りたくないですか?」
オークト様の腕にしがみついて俺のささやかな胸の突起を擦り付けると、昨夜の感触が蘇ったようで赤い顔でゴクリと喉を鳴らした。
「俺、知りたいなあ💗」
「そ、そうですね。私もとても興味あります。アリージャさん今夜も実験にお付き合いしていただけますか。」
「もちろん💗オークト様のためなら何でもします!」
オークト様ったら可愛いな💗
早く言い訳しないで俺を抱いてくれるようになって欲しいよ💗
そして次の日、討伐で魔物達は簡単に倒すことが出来た。
神子以外の全員が身体を繋げてもパーティーのパワーダウンにはならない事が証明された。
抱いてもらうために その日の夜は「限界までイカされまくったらパワーダウンするのか知りたーい💗」と提案して誘うと、オークト様とバンテール様が競い合うように俺達を抱いて鳴かせた。
翌朝、サオマ様は産まれたての子鹿みたいになってた。
でもサオマ様は雲に乗って戦うから大丈夫だよね⭐️
結果は当然パワーダウンしなかった。
夕食を早々に済ませるとバンテール様はサオマ様を「休ませる」と言って姫抱っこしてテントに引き上げた。
俺も昨夜はヤリ過ぎて流石に身体が怠いよ。
「……疲れたから寝ます」
今夜はゆっくり休もうっとテントに入ると
「あああああーーーっ💙セプターぁあっ💙」
サオマ様の鳴き声が聞こえてくる。
あは💗可哀想ー、全然休ませてもらえないじゃん。
うるさくて寝られないから 後でオークト様に遮音魔法をかけてもらおう。
「アリージャさん」
「! オークト様💗丁度良かった。あのね…」
「良かった?アリージャさんも同意見でしたか良かった」
?
「あのね…」
「わかってます。あの二人が羨ましいんでしょう?もう実験と言わなくても抱いてあげますからね💜」
「え、そうじゃな……んんん💗」
今夜は身体を休めたいんだってーー!
「オークト様ああぁぁぁぁぁん💗」
翌朝、俺とサオマ様は産まれたての……💧
元気いっぱいのオークト様とバンテール様の活躍で俺とサオマ様の出番はなくなった。
それから毎夜俺達4人は愛し合って戦いの英気を養なった。
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