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第27話 二度目の…… ⑤
「もっと……」
恥じらいながらも、瑞稀は自ら胸を晴人の顔に近づける。
「瑞稀は本当に可愛いな……」
晴人は瑞稀を抱き上げると、瑞稀を後ろから抱きしめるよう体勢で、自分の膝の上に瑞稀を座らせた。
「瑞稀、もっと身体を俺に預けて……」
言われるがまま、瑞稀は晴人に身体を委ねると、
「ひやぁぁ……、ぁぁ……ぁン……ッ」
両手で両方の乳首を、同時に弄られる。
キュッときつくつねられたかと思うと、次は優しく乳首の先端だけをさする。
親指と人差し指でこねられると、まだ触られていない後孔が物欲しそうひくひく収縮する。
閉じられていた脚は大きく開かれ、楔が丸見えとなってしまった。
恥ずかしい……。
そう思う反面、
晴人さんに僕の全てを、見てもらいたい。
とも思う。
爪の先で乳首の先端をカリカリ引っ掻かれると、瑞稀の腰が上がってきて、楔からは先走りがトロトロ流れ、楔の裏を伝う。
晴人の顔は見えないが、晴人の息が耳にあたり、ゾクゾクする。
こねられ、押し込まれ、引っ張られ、弾かれる。
それだけの刺激だけでも頭がおかしくなりそうだが、瑞稀の左乳首を弄っていた指を離すと、
「あぁ……っ!」
晴人は左手で瑞稀の楔を、大きな手の中に包み込み擦り上げた。
先走りがローションの代わりとなり、晴人の手の滑りをよくする。
「あ……んぁ……ぁぁ……ッ」
楔を擦る晴人の手が上下するたび、先走りは濃くなり、後孔から流れる液がベッドのシーツを濡らす。
「晴人……さん……晴人……さん……ぁぁ…」
キスをせがむように瑞稀が晴人の方に振り返ると、晴人は嬉しそうに微笑み、瑞稀と濃厚なキスをする。
乳首と楔の先端を爪で小刻みに引っ掻かれる。
全身にビリっと甘く痺れるような快楽が走り抜け、頭が真っ白になると、
「あっ、あっ、あああぁぁ……ッツ」
腰を限界まで反らせ、楔の奥に急激に集まってきた熱い蜜を、晴人の胸の中で一気に解き放った。
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