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救いたい
【勇人サイド】
先生達がみんないなくなり、シーンと静まり返った2号室……
グググ グググ
さっきまで佐藤先生が構ってくれてたから痛いの忘れてたけど……やっぱり痛いな…
ひー君も静かになったし…寝ちゃったのかな?
『グスン……グスン…』
勇人「!!!」
ひー君泣いてる……
・
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勇人「ひー君……大丈夫?」
日向「……大丈夫じゃない…」
勇人「痛い?」
日向「凄い痛い……」
勇人「……加藤先生はイジワルだから森田先生呼んで来ようか?」
日向「やだ絶対!!」
勇人「…………」
森田先生ダメか……遠藤先生はいないっぽいし……
!!!
勇人「いい人いる!!連れてきてあげる!」
日向「いい人??」
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・
【フリー室】
伊織「ん?いらっしゃい」
勇人「青木せんせーいますか?」
伊織「青木先生?レッスン室のどこかにいるよ」
勇人「連れて来て」
伊織「え?笑。(カスタード君……パシリすか笑)」
勇人「あっ!いた★」
青木「なんだ」
勇人「青木先生ちょっと来て★」
伊織「(すげー……青木先生にそれ言えるのカスタード君くらいでしょ笑)」
青木「用件は?」
勇人「んー……ちょっと来てほしい!!」
伊織「俺代わりに行きますよ」
勇人「伊織先生じゃダメ!青木先生来て!」
青木「……まったく…」
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【日向サイド】
はーちゃんがいい人がいるとキラキラと目を輝かせて連れて来たのがまさかの青木先生……
抑えつけるのこの人が1番強くてビクともしないから苦手なんだけど……
勇人「この人が青木先生」
日向「……知ってる」
青木「ご用件は?」
勇人「ひー君痛いって!」
おぉ……そんな事青木先生に言ったところでどうせ我慢しろって言われて終わりじゃん……
青木「はぁ…いつも言ってるだろ。俺は班の人間じゃないから全員の治療内容把握してない」
ほら……
勇人「カルテ見た?ポケットに入ってるでしょ?タブレット」
はーちゃん案外グイグイ行くじゃん
つうか青木先生と仲良いんだ……
青木「まったく。そもそも治療に口出せないから」
ベッドサイドの椅子に腰掛け足を組んでタブレットをチェックする青木先生と満足気なはーちゃんをぼんやり眺めた
まぁ……暇つぶしにはなるか…
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