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壁を払え②

【日向サイド】 佐藤先生とお話ししていたら治療室着いちゃった。 佐藤「点滴の針気をつけながら着替えできる?」 日向「できる」 雰囲気がさっきの佐々木先生に似てる感じがする。。。 なんか落ち着く ガラガラ 日向「!!!!」 来たぁあ!!! 日向「本日はお日柄も良く!!!」 森田+佐藤「???」 森田「なに?笑」 近づいてきたー!!!怖い怖い怖い 森田「今日大人しいじゃん」 日向「!!!いい天気!!!」 森田「雲優勢だけど。」 日向「…………」 会話終了。 森田「どうしたの?変じゃない?笑」 佐藤「森田先生の事が怖いって言うんで、お話してみたら印象変わるんじゃない?って教えておきました」 森田「なるほどね」 佐藤先生サラッと俺が怖がってるのバラした!! 森田「そんなガチガチに緊張されると拡張しにくいんだよな」 日向「…………」 森田「今日使う器具でも触ってみる?」 日向「え?」 佐藤「なかなか触らせて貰えないよ?笑」 ・ ・ ・ 森田「これが潤滑油」 日向「加藤先生の匂いする」 森田「加藤先生使ってるのこっち」 日向「あーーこれこれ。歯磨き粉系の匂い」 森田「今日メインで使うのはこれ」 細い棒に球が数個付いた器具……徐々に球が大きくなっていてこれで拡張されるらしい 日向「…………」 森田「触っていいよ」 手にポンっと置かれ恐る恐る触ってみると案外柔らかくグニグニとした感触だった 佐藤「意外と柔らかいでしょ?」 日向「まぁね。」 まぁね。なんて強がってみせたけど内心ドキドキが止まらない……最後の方なんてうずらの卵くらいありそうな大きさだし…… 森田「今日は2つまで入れば目標達成」 2つ? そんなに大きくはないかも…… 余裕じゃね?? 出来るかも ・ ・ ・ 【森田サイド】 心の準備が出来れば治療受け入れられるのか? 今のところ大人しく治療ポージング取れてる 森田「力抜いて」 日向「ふうぅ……」 力の抜き方も出来てる 抑制なんかいらないし、導入さえ慎重に進めれば、次から2人体制外してもいいかも チクッ 日向「!!!!いってぇぇ!!!なにすんだよぉー!!」 べしべし!パチン!! 佐藤「痛い痛い苦笑。落ち着きな」 前言撤回。 (シャッ!シャッ!) ※日向必殺 爪とぎ 日向「そんな器具なんてはいるぅかぁぁアア!!!」 森田「まだ指1本の第二関節。 さっき器具見てこれくらいなら余裕で入るって感じたでしょ? 残念ながら日向はまだこんな細い器具すら入らないレベル」 日向「痛い!!何かが当たってる!!!」 森田「ここに頑張って来れたんだし、この器具挿れられるところ加藤先生に見せよう」 日向「やだやだやだやだ!見せない!!見せてたまるかー!!」 ぺちぺちペチペチぺちぺち!!! 森田「やっぱりフル抑制」 佐藤「ですね苦笑」

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