145 / 153

パワージェル

【伊織サイド】 勇人「(プスプス プスプス」 めちゃくちゃご機嫌斜めじゃないですか苦笑。 午後は割と予約数が少ないからのんびり出来ると思っていたけど、カスタード君のお預かりが追加になったのでそれなりに忙しい 伊織「加藤先生の治療そんなにキツかったの?」 勇人「すんごく痛かった!(ムスッ」 伊織「ふーん」 勇人「僕のレッスン誰先生?」 伊織「青木先生」 勇人「………青木先生はいっぱいジェルくれるかな?」 伊織「どうかなー?」 ………あれ? 勇人「…………。」 伊織「どうした?」 勇人「………グズん…」 えっ……なんか泣いちゃったけど 伊織「俺なんか気に障るような事言っちゃった?」 勇人「……グスン……」 なんか割と本気泣きしてない? 俺……こういう時の対応めちゃくちゃ苦手なんだけど……どうしたらいい? ・ ・ ・ 青木先生休憩中のため、A班の誰かに頼ろうってことで唯一電話が繋がった遠藤先生に相談したらわざわざフリー室に来てくれた 遠藤「勇人どうしたー」 勇人「グスングスン」 遠藤「先生で良かったら話聞くぞ?」 勇人「グスン…さいきん……先生達が…ジェル…けちる…」 あー……俺らがケチってると思ってたのかー笑 遠藤「あーそうだなぁ……最近勇人のジェルは少なくしてるのは事実だな!」 勇人「治療もうできない(メソッ」 遠藤「それは困っちゃうなー!先生達勇人の治療たくさん考えてるんだけどなー」 勇人「……だって……」 遠藤「じゃあどうしても辛い時用に、勇人が自由に使えるジェルお守りに持っておくか」 勇人「ん!!自由に使える!★」 かなりの食いつき 遠藤「好きな時に使っていいぞー!」 勇人「ん!★」 カスタード君テンション上がってる そして遠藤先生乗せ方うまー 自由に使えるなんて俺でもワクワクしちゃうワードだぜ 勇人「はじめに全部使っちゃおうかなー♪」 遠藤「なんでもいいぞー!」 カスタード君すっかり乗せられちゃって笑。 治療には変わりないですけどね

ともだちにシェアしよう!