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第9話-2 **

 *これから先も性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。 「上手にイけたね。首筋から背中がほんのり赤くなって綺麗だ。今指何本挿ってるかわかる?」 「んぁ。わからな……まっ……まだ」 「3本挿ってたんだ。もぉ僕ねどうにかなっちゃいそうだよ。倉沢の声が可愛すぎて。ちょっとだけ挿れてもいい?」  安住が指を抜いて自分のモノを尻の間にこすり付けてくる。 「ねえいい? 健吾の中に挿りたい。ねえいいかな?」  イッたばかりの余韻が残るなか懇願されて思わずうなづく。こんな時だけ名前で呼ぶなんてズルい男だ。 「健吾っ! ぁあ。熱いよ健吾の中……とっても」  安住が少しずつ挿ってきた。ぞわぞわした感覚におそわれる。 「ぁっ……ぁっ……ゆっくりっ……安住っ」 「んっ。きつい……でも最高。嬉しい」  安住の動きが止まった。馴染むまで待ってくれてるのだろう。そのまま背中にキスを降らされて抱きしめられる。ふいに自分も抱きしめたくなった。 「安住……顔が見たい」 「うん。わかった」  一旦ズルッと中から引き抜かれたが、反転させられるとまたゆっくりと挿ってきた。その重量感に安心する。俺は安住に抱きついた。安住は決して無理に動こうとはしなかった。それだけでも大事にされてるんだなってわかる。潤んだ瞳が俺をみつめる。軽くキスをかわすと心配そうに安住が声をかけてきた。 「大丈夫か?つらくないか?」 「ぁあ。お前の方こそ我慢してないか?つらそうだぞ?」 「うん。良すぎてつらい。まだろくに動いてないのに倉沢の中、めちゃくちゃ気持ち良いんだ。油断したらイってしまいそう」 「な? 何を……ばかっ」  恥ずかしさのあまり、安住のモノをきゅうっと締めつけてしまう。 「うっ……健吾……う、動いても……いいか?」  安住の額に汗が伝う。 「ああ。安住の……好きにしてかまわない」 「くっだめだ。丁寧に抱きたい……でも……ごめんっ」  安住が堪らないとばかりに腰を進めてきた。濡れた音と息遣いが聞こえる。俺はひたすら喘いでばかりだ。 「っ……ぁっ……はぁ。あず……」  俺も名前で呼びたいが、この時初めて安住の名前を知らない事に気づく。なんてことだ。こんな長く一緒に居るのに……。 「健吾っ……」  安住の声が艶っぽい。なんて思いながら俺も射精していた。

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