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第42話 礼於のトラウマ

 パーティが終わって、傑と礼於は家に帰って来た。礼於が酔っ払っている。 「傑,お水、」 傑が口移しで飲ませてくれた。  傑の胸で甘えている。 「もっとお水,飲む。」 また、傑に口をふさがれる。そのまま首に抱きついて口づけをした。 「傑、愛してる。」 「刺激の強い夜だったな。礼於が興奮しているね。」 礼於は抱きしめてくれる人がいる幸せを感じる。 「礼於?酔っ払って眠ってしまったな。 私は興奮して眠れないよ。」 一人で、つぶやいて礼於を抱きしめる。  目が冴えてしまった。礼於を腕に抱きながらソファに横になる。 「礼於、可愛い礼於。何故かいつも頑張ってるな。一生懸命だ。」  愛おしくて頬を撫でる。 「う、うーん。傑、寝ないの? ボク疲れたよ。ベッドに連れて行って。」 お姫様抱っこで連れて行く。  シャツを脱がせてパジャマに着替えさせようと思ったが、裸の胸を見て、もう限界だった。  疲れているのに勃起してしまった。 「ああ礼於、眠っているのに、ごめん。 触っていいか?」  我慢できなくて全部脱がせて、その身体を愛撫する。自分の固くなった逸物を握った。 「礼於、困ったなぁ。欲しくなったよ。」 礼於の柔らかい腹に擦り付けてしまう。  礼於が飛び起きた。 「わっ、やだ!やめて! 」 礼於が暴れる。 「あ、傑か?よかった、傑で。」 「ごめんよ。礼於は怖い夢でも見たのか?」 「うん、爆睡してた。昔の夢、見てて、 ビックリしちゃったの。寝ぼけてた。」  礼於は、円城寺に犯された時の事を思い出したらしい。泣きながら 「初めての体験は辛い物だったから。 傑を愛してるのに、ボク拒絶したでしょ? いつも傑が欲しいのはホントだよ。」

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