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第122話 傑と礼於

「礼於、大丈夫か? 奴らは脅しに来ただけだ。ヤッパも持ってなかった。」 「傑、凄い。何で強いの?」 「私の祖父ちゃん(じいちゃん)から習ったんだ。 体術と剣道。  祖父ちゃんは剣道師範だったから、ハジメと私は厳しく仕込まれた。  何か、棒のような物があれば、負ける気は、しない。ハジメは私より強いよ。」 「カッコいい!惚れ直した。」 帰って来てからずっと傑に抱きついて離れない。 「傑、僕を一生守ってね。素敵な旦那様だ。」  傑が顔を赤くしている。礼於が抱きついて傑のシャツに手を入れた。 「ご褒美だよ。ボクに何してもらいたい?」  傑が礼於を押し倒して激しい口づけをする。舌を絡ませて強く吸う。 「はあ、息ができない。」 傑の目が鋭い。久々の暴力に煽られて興奮しているのだ。無理矢理、着ている物を剥ぎ取られた。 礼於の胸に顔を埋めて、敏感な所を見つけた。  強く吸って舌で転がす。礼於の身体がピクピク跳ねる。 「あ,や,ダメ。」 「痛いか?」 「ううん、痛く無い。感じちゃう。」 「ああ、礼於。」 いつになく長い時間をかけて、お互いの身体を弄る。 「礼於、これからも危ないことがあるかもしれない。私の側を離れるなよ。」 「じゃあいつも傑と繋がってるよ。離れないで。」 「そうだね、礼於を抱き潰してどこにも行けないようにすればいいんだ。」

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