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第169話 大ちゃんと竜治

「ああ、久しぶりにゆっくり風呂に入れる。 一緒に入ろう。」 組長の服を脱がせる。甲斐甲斐しく世話を焼く。  背中に見事な刺青が入っている。唐獅子牡丹だ。今にも飛びかかって来そうな見事な唐獅子。 「ああ、大ちゃん寂しかったよ。」 背中に抱きついた。 「竜治、俺も我慢したんだぞ。 おまえ以外は絶対抱かないって決めてたからな。」 「ムショの中は誘惑が多いって聞いてたから心配だったよ。」  刑務所には、表に出ないサービスがあるらしい。フェラチオの上手いベテランがいたり、望めば本番もあるが、佐倉大五郎はそのどちらも断っていた。 「もう、組長ったら、お堅いんだから。 固くするのはそこじゃないでしょ。」 ムショのオカマのサービスは、細やかで人気があった。  竜治はいきなり抱きしめられた。激しいキス。 「あ、あ、大ちゃん、もう離れたくないよ。」 「どうだ?おまえは浮気しなかったか?」 大五郎の手が、着ているものを剥ぎ取った。押し倒されて激しく唇を吸う。よく知っている大きな手が身体を弄って敏感な蕾を探り当てた。 「固く閉じてるな。よしよし、誰にも使わせなかったな。竜治が欲しかったよ。」  竜治の背中にも見事な牡丹に囲まれた弁天が彫られている。  大五郎の舌が弁天様を舐め回す。 「ああ、いいなぁ。綺麗な弁天を抱いているようだ。竜治の肌が吸い付いてくる。 おまえ、一段と色っぽくなったな。」 胸の突起を舌で吸い付いて、固く育ってしまう。 「ああ、大ちゃん、そこ気持ちいい。」 「乳首こんなに固くして,あっちも固くなったかな?」 握られて扱かれる。 「あ、だめ、すぐイッちゃうよ。ずっと我慢してたんだ。」 大五郎のテクニックにもう我慢出来ない。 「大ちゃんも舐めさせて。」 「お、ダメだ。出そうだ。」 「一回出して。飲ませて。」 竜治の口の中に射精した。 「たくさん出た。浮気しなかったね。」

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