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第178話 二人の船

 ベッドは二人の船だ。二人で航海する。 服も下着も脱がされて後ろから抱かれる。傑の唇が後ろを探り始める。舌が後孔に触れてこじ開けようと侵入してくる。  じゅばっ、じゅばっ。傑の舌が吸い付いてやめてくれない。 「恥ずかしいよぉ、もう、いいよ。」 かなりしつこく愛撫が続く。 「もう柔らかくなったな。 気持ちよくしてあげるからね。」 「なんかいつもと違う。もういいよ。」 「ダメだよ。これからだ。礼於は私のものだよ。 永遠に。誰もここには入れないんだ。」  大好きな傑の顔が、礼於の恥ずかしいところを舐めている。  そう思っただけでイッてしまった。 「あっ、ダメ、イクっ。」 「可愛いな、気持ちいいかい?」 傑の口に射精してしまった。傑が飲んでくれる。 「や、ダメ、吐き出して。」 「礼於の全てが欲しいんだ。」 「ボクにもちょうだい。傑の全てを。」 「痛くないかい?乱暴にしたくないんだ。」 「うん、欲しい。傑の。入れて。離さないで。」 ゴムをつけてゆっくり挿入される。 「あ、いい、しっかり抱いていてね。」 ピクンと腰が跳ねる。 「すごくいいよ。礼於、痛くないか? もっと奥に行くよ。」 手を繋いで、キスしながらグッと奥に入って来る。抱き合って一つになる。 「あ、あ、ん、ん、傑、傑!」 抱きしめて傑が囁く。 「礼於、死ぬまで一緒だよ。」

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