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弄ぶ 7

 意識を手放して、眠りに落ちていったアルヴァを抱えて床に横たえた。  その片脚を腹につくほど抱え上げる。  柔軟な関節はそれを難なく受け入れた。  怒張を咥え込んでいた後孔は、微かに口を開けて赤くつややかな粘膜を覗かせている。  脚を曲げると腹圧がかかり、白く粘ついたものが流れ出してくる。  ジャハムは二本の指を挿し入れた。  その中で指を動かし、ぐちゅりと撹拌すると奥から白濁が溢れた。  下腹がひくついて、アルヴァの喉元が上下した。 「……ん、ん…っ」  意識は浮上しないが、その刺激に声を洩らし喘がせる。  眠ったまま愁眉を寄せながら脱力していた。  洗練された立ち振舞いの美しい男が今見せているのは、劣情を催すのも当然であろうというしどけない姿。  弛んだままの内壁を指で押し拡げ、注がれた体液を排出させようとする。  武骨な太い指を、奥まで含ませて掻き出した。  体内から流れ出てくる、あえかな感覚に再びぞくりと腰が震える。 「スケベが」  空いた片手で脇腹に触れ、手のひらを上らせる。  行きついた胸元を撫でてから、その先端を軽くはじいた。 「……あ、ぁ……っん……」  官能のまま抑える理性はなく、鼻を鳴らして甘い声を絞り出した。  肌はどこも敏感であった。  短い間につくり変えられた、潔癖なはずの騎士はそれと知らず身もだえる。  乳首を転がしながら隘路を開かせると、媚肉は奥に誘うように、きゅっと指を締め付けた。  尾てい骨へ流れる白濁を湯で落とす。  粘膜を開かせて、泡立った精液が出てくるのを見ていた。  内壁のぬるついたひだが、指に絡んでくる。  眠りながらも震えを起こすそこは、当人が思っている数倍は強欲であるのだ。 「そんなに欲しいならいつでも抱いてやる」  胸の先にやった指が、ゆっくりと円をえがく。  瞑じた瞼がわずかに動いて、水滴を刷いた長い睫毛が揺れた。  高い鼻梁、あわく開いた薄い唇。  傍で見れば、その美貌の完璧な造形の繊細さを窺い知る。  硬く勃起している乳首をねっとりと捏ね回した。 「……ふ、ぅっ……ん、っ……」  そのたびに息を洩らす。  下腹がひくついて、収縮する後孔から熱された粘性のものが、とろりと零れ出ていった。

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