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第32話(斉川と雪※)
シャアアアーと、シャワーを頭からかけ、
(ハァー、気持ちいい! やっぱり安田さんに触られてたから、洗い流せて、良かった)
雪は丁寧に体を洗っていく。
(和希さんには、もう隠し事するのは止めよう…今日来てくれなかったら、本当に後悔しかしない所だった)
雪は安田に、あの後されるであろう事を想像して、身震いをする。
(やっぱり、僕は和希さんにしか触られたくないな…)
そう思いながら、シャワーを浴びる雪だった。
「和希さん、シャワーありがとうございます。スッキリしました! 」
「ああ、良かったな。随分寝たから、まだ、眠くないなら、テレビでも見るか? 」
「はい、見ます! でも和希さんは寝なくて大丈夫ですか? 」
「ああ、ここにこい」
斉川は自分の足の間に雪を座らせる。
「へへ、やっぱり落ち着きます」
雪は嬉しそうに、斉川の膝に頭をもたれかけた。
素直な雪に斉川も微笑み、後ろから雪を抱きしめる。
「雪、本当に心配したぞ。アイツにされた事全部言え! 俺が上書きしてやる! 」
そう言って、雪の首筋にキスをした。
「あっ、和希さん…そんな事はされてないですよ…身体中触られただけで…キスとかは…アンッ! 」
その言葉にイラッときた斉川は、雪のパジャマの下から手を入れた。
「触られただけでも、不快だ! どこ触られたんだ? ここか? 」
「アッ…そんな…されて…ないです…ンッ…」
雪の顔を上げ、キスをする。
「ンッ…ンッ…アッ…アッ…和希さん…」
優しいキスから激しくなり、雪は頭がボーッとしてきた。
「雪…もっと口を開けろ」
「アッ…ハン…アンッ…」
歯茎の裏をなぞられ、気持ちよすぎて声が漏れ出てくる。
「もっと、声を出せ。お前の声が聞きたい」
「アッ…ヤダ…恥ずかしい…」
斉川はキスをしながら、雪のパジャマのしたで手を動かす。
「ヤッ…アッ! 」
雪の乳首を探り当て、優しく転がす。
「アッ…アッ…ンッ…か、和希さん…もう…僕…」
雪が泣きそうな顔で斉川を見上げる。
(クソッ! これじゃあアイツと同じじゃないか! )
斉川は雪を抱き上げ、ベッドへ連れて行く。
そうっとベッドに雪を下ろし、
「雪、悪かったな。今日の事があったのに、お前にこんな事して、俺は別の部屋で寝るから、ゆっくり休め」
これ以上触っていたら、止められそうにないと思った斉川は自分から離れようと思っていた。
立ち上がった斉川のスエットの裾を引っ張り雪が引き止める。
「待って下さい…行かないで…そばに居て下さい…」
「雪、そばにいたいが、これ以上いると俺は、止められなくなる」
雪は少し黙って斉川を見つめた後、
「止めないで大丈夫です…」
「雪…自分の言ってる意味が分かってるのか? 」
「…はい。僕も和希さんに触られたい…」
プチンッと、斉川の細い細い理性の糸は、この言葉で切れてしまった。
そのまま、雪の上に覆い被さる。
「重かったら、言えよ」
「和希さんの重みなら心地よいので大丈夫です…」
「お前…これ以上煽るな」
斉川は雪に話させないように、深いキスをした。
「アッ…ンッ…」
優しく、そして深く、雪の口の中を堪能していく。
キスをしながら、雪のパジャマのボタンを外し、斉川の手を滑らせる。
「ンッ…ンッ…アッ…」
さっき触られた乳首を再度触られ、雪はビクン! と仰け反る。
「アッ…か、和希さん…」
斉川は片方を指で転がしながら、反対側の乳首を舐めだした。
「アンッ! アッ…アッ…アンッ…ヤッ…それ…ダメ…おかしく…なります…」
「おかしくなってくれ。お前の声をもっと聞きたい」
「そ、そんな…アッ…恥ずか…ンッ…しい…アッ…です…」
言うのがやっとの雪に、
「気にするな、俺はそっちの方がいい」
斉川は体中にキスをしながら、雪の下半身まで降りてきた。
おへそにキスをすると、ズボンを一気に脱がす。
「アッ…ヤダ…見ないで下さい…」
恥ずかしそうに、手で下半身を隠す雪に、
「雪、手をどかしてくれ。気持ち良くなってくれてて、嬉しんだ」
「和希さん…せめて電気…消して下さい…」
「…ホントは全部見たいが…豆球ならいいぞ」
雪の訴えに渋々豆球まで、暗くする。
「豆球でも…見えちゃう…アッ…」
もういいだろ? と雪のものをなぞりだした。
「…ンッ…アッ…アッ…ッ…」
初めて人に触られ、想像以上な快感に雪は声が大きくなる。
斉川はそのまま上下に動かし出した。
突然の強い刺激に雪は声を我慢する事が出来なかった。
「ハァ…ッ…ンッ…ンッ…アッ…アッ…ヤッ…アッ…もう…アッ…アッ…アッ…ンッ!! 」
最後に大きな声が出て雪はイッてしまった。
「ハァ…ハァ…和希さん…僕だけ…なんてずるい…」
「ハァ…悪い…雪が余りにも可愛くてな… 」
そう言って、斉川はジェルを取り出した。
「和希さん…それって…」
「嫌か? まだ、止めてもいいぞ? 」
「そんな…大丈夫です…」
「助かる…正直、我慢してるのが精一杯だからな…」
斉川は、ジェルを雪のおしりに滑らせる。
「ひゃっ! アッ…」
冷たさにびっくりした雪は、思わず腰を引く。
「雪、動くな。力を抜け」
「はい…アッ…」
斉川の指が入ってくる。
「…ンッ…ハァ…ハァ…アッ! 」
雪の力を抜こうと、雪のものを触りだした。
「アッ…アッ…さっき…イッたばかり…なのに…アッ…ンッ…」
前に集中しだして、後ろがだいぶほぐれてきた。
斉川は指の本数を増やし、奥まで入れていく。
「ハァ…ハァ…アッ…そこ…アッ…変な…感じ…です…アッ…アッ…」
奥のツボを押され、不思議な快感に襲われる。
「アッ…アッ…和希…さん…もう…辛い…早く…」
「雪、痛くしたくないから…そんな…おねだりするな…」
斉川は限界まで、我慢している。
「少し…アッ…位痛くても…大丈夫です…ンッ…」
「雪…ちょっと待て」
斉川は指を抜き、ゴムをつける。
「雪痛かったら、言えよ? 」
「ハイ…」
たっぷりジェルをつけた斉川は、自分のを雪に押し当てていく。
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